日産サクラのバッテリー交換費用を他の電気自動車と比較！コスパは？

日産サクラのバッテリー交換費用を他の電気自動車と比較してみたいよね。

EVを選ぶ際はバッテリーのコストパフォーマンスも重要なポイントです。

そこで、今回は日産サクラのバッテリー交換費用を他の電気自動車と比較！コスパは？について紹介します！

日産サクラのバッテリースペックと価格

日産の小型電気自動車「サクラ」は、2022年春に発売されて話題になりました。手頃な価格設定と、コンパクトなボディが特徴の都市型EVです。

そんなサクラのバッテリースペックと価格について、詳しく見ていきましょう。

• バッテリー容量は20kWh
• 航続距離は180km(WLTCモード)だが実際は約150km程度
• 車両本体価格は約200万円～

サクラのバッテリー性能と価格帯を把握することで、維持費のイメージがつかめるはずです。

バッテリー容量は20kWh

日産サクラに搭載されるバッテリーの容量は、20kWhです。

一般的な電気自動車のバッテリー容量は40～60kWh程度。それと比べると、サクラのバッテリーは小さめに設定されています。

これは、サクラがコンパクトカーであることと、都市での短距離移動をメインに想定しているため。大容量バッテリーは不要というわけです。

• 一般的なEVより小容量の20kWh
• コンパクトカーで短距離移動向けだから
• 大容量バッテリーは不要と判断

ただし、バッテリー容量が小さいと、1回の充電で走れる距離も短くなります。サクラの実用性を考える上で、航続距離は重要なポイントになるでしょう。

サクラのバッテリーは、低価格を実現するために必要最小限の容量に抑えられている。コストと実用性のバランスを取った結果と言えます。

航続距離は180km(WLTCモード)だが実際は約150km程度

サクラのカタログ上の航続距離は、180km(WLTCモード)となっています。

WLTCモードとは、国際的な測定基準に基づいた走行モードのこと。決められたパターンで走行し、その際の航続距離を計測します。

ただ、WLTCモードはあくまで目安。実際の走行では、道路状況や運転の仕方によって、航続距離は短くなるのが一般的です。

• カタログ値は180km(WLTCモード)
• WLTCは国際的な測定基準だが目安に過ぎない
• 実走行では記載値より航続距離は短くなる

サクラオーナーの情報では、実際の航続距離は150km程度と言われています。エアコンを使用したり、急な加減速を繰り返したりすると、さらに短くなるようです。

「WLTCモードの数値は『嘘』では？」といった疑問の声も上がっていますが、メーカー公表値はあくまで参考値。実走行での航続距離は、この程度と割り切る必要がありそうです。

車両本体価格は約200万円～

サクラの車両本体価格は、グレードによって異なりますが、約200万円～250万円の範囲です。

ベーシックグレードの「S」が203万5,000円、ミドルグレードの「X」が216万7,000円、トップグレードの「G」が229万9,000円となっています(全て税込価格)。

電気自動車の中では、かなり低価格な部類に入ります。初期費用の安さは、サクラが選ばれる大きな理由の1つでしょう。

• グレードにより203万円～230万円程度
• EV車としてはかなりの低価格設定
• 初期費用の安さがサクラの魅力

ただし、サクラのバッテリーは車両価格に含まれています。他のEVでは、バッテリーをリースする方式を取ることもあるので、単純比較はできません。

また、サクラの低価格は、小容量バッテリーによるコストダウンが大きいとみられます。つまり、安さと引き換えに航続距離を犠牲にしている面があるのです。

日産のEV車のバッテリー交換費用比較

サクラを含む日産の電気自動車は、バッテリー交換が必要になった際、どれくらいの費用がかかるのでしょうか。

ここでは、サクラと他の日産EVのバッテリー交換費用を比較してみましょう。

• サクラのバッテリー交換費用は40～50万円程度と推定
• リーフ(40kWh)のバッテリー交換費用は約65万円前後
• アリア(66kWh)のバッテリー交換費用は不明だが高額になる見込み

EVの維持費を考える上で、バッテリー交換費用は重要な指標。各車種の費用感を把握しておくことが大切です。

サクラのバッテリー交換費用は40～50万円程度と推定

サクラのバッテリー交換費用は、日産から公式な発表はありません。ただ、業界関係者の情報を総合すると、40～50万円程度になると推測されています。

サクラのバッテリー容量は20kWh。kWh単価を約2万円と仮定すると、バッテリー本体価格は40万円程度と計算できます。

これに工賃や部品代などを加味すると、50万円近くまで跳ね上がる可能性大。EVの維持費としては、かなりの負担になりそうです。

• サクラのバッテリー交換費用は公式未発表
• 業界関係者は40～50万円程度と推測
• バッテリー本体と工賃を合わせた金額

ただし、この交換費用はあくまで予想値。実際の金額は状況により大きく変動する可能性もあります。

バッテリー価格の変動リスクもありますし、工賃は整備工場によってまちまち。事前に確認しておくことが賢明と言えるでしょう。

リーフ(40kWh)のバッテリー交換費用は約65万円前後

日産の代表的なEV、リーフのバッテリー交換費用は、40kWhモデルの場合で約65万円前後とされています。

内訳は、バッテリー本体価格が約50万円、工賃と部品代が約15万円。2倍近い容量の割に、サクラとの価格差はそれほど大きくありません。

ただし、この65万円という数字は、バッテリーを丸ごと交換した場合の目安。劣化の度合いによっては、一部のセルだけ交換するなどの対応も可能です。

• リーフ(40kWh)のバッテリー交換は約65万円
• バッテリー本体50万円＋工賃等15万円
• 丸ごと交換の場合の目安価格

リーフユーザーの情報では、バッテリー状態に応じた部分的な交換や修理で、20～30万円程度に抑えられたケースもあるようです。

交換時期を見極め、なるべくコストを下げる工夫が必要不可欠。EV所有者にとって、バッテリーの状態管理はとても重要だと言えます。

アリア(66kWh)のバッテリー交換費用は不明だが高額になる見込み

2022年に発売された日産の新型EV、アリアのバッテリー交換費用は、まだ明らかになっていません。

ただ、アリアの搭載バッテリー容量は66kWhと大容量。サクラやリーフのコストを参考にすると、バッテリー交換には100万円以上の費用がかかる可能性が高いでしょう。

アリアのバッテリーは、最新の技術を結集した高性能品。それだけに価格も相応に高くなるはずです。

• アリア(66kWh)のバッテリー交換費用は不明
• 大容量バッテリーのため100万円以上の可能性大
• 最新技術の高性能品だけに価格も高め

さらに心配なのが、バッテリーの在庫状況。アリアは新型車ゆえ、バッテリー交換の需要はまだ少ないと予想されます。在庫が潤沢でない可能性もあるのです。

仮に在庫切れとなれば、高額なうえに納期も大幅にかかってしまうかも。アリアのランニングコストを考える上で、バッテリー交換のリスクは無視できません。

EV車のバッテリー寿命と交換時期

EVのバッテリー寿命は、どれくらいなのでしょうか。また、バッテリー交換の目安となる時期についても見ていきましょう。

ここではサクラを例に、EVバッテリーの寿命と交換時期について解説します。

• サクラのバッテリー保証期間は8年または16万km
• 一般的にEVバッテリーの寿命は10年以上と言われる
• ただし利用状況によってバッテリー劣化のスピードは異なる

EVのバッテリー寿命と交換時期を知っておくことで、維持費の目安が立てられるはずです。

サクラのバッテリー保証期間は8年または16万km

日産サクラのバッテリー保証期間は、新車購入から8年または16万kmとされています。

この期間内であれば、バッテリー容量が一定値まで低下した場合、無償で新品バッテリーに交換してもらえます。ただし、保証適用には条件があるので注意が必要。

例えば、「年1回のバッテリー診断を受けている」「バッテリーを著しく損傷させていない」など、ユーザー側に求められる義務もあります。

• 新車から8年or16万kmが保証期間
• この期間内は条件付きで無償交換可能
• 年1回の診断やバッテリー損傷回避などが条件

8年16万kmというサクラの保証期間は、EVの中では一般的な水準。ただ、この数字はメーカー側の想定値に過ぎず、バッテリー寿命を保証するものではありません。

保証期間を過ぎてもバッテリーが元気なら、交換の必要はないでしょう。逆に、保証内でも著しい劣化があれば、早期の交換を迫られる可能性も。

一般的にEVバッテリーの寿命は10年以上と言われる

では、EVバッテリーの実際の寿命は、どれくらいなのでしょうか。

一般に、EVバッテリーの寿命は10年以上と言われています。リチウムイオンバッテリーの性能向上により、従来よりも長寿命化が進んでいるのです。

日産リーフのデータでは、10年15万km走行後でも、バッテリー容量の7～8割が残っているケースが多数。20万km以上走れた例も報告されています。

• 一般的なEVバッテリー寿命は10年以上
• リチウムイオンバッテリーの性能向上で長寿命化
• リーフのデータでは10年15万kmでも7～8割の容量

EVバッテリーのカギを握るのが、充放電サイクルと温度管理。1回1回の走行距離を短めにし、急速充電の回数を減らすことで、バッテリーへの負荷を軽減できるのです。

また、バッテリーを高温から守ることも重要。真夏の直射日光下に車を停めっぱなしにしたり、高温状態での急速充電は厳禁です。

ただし利用状況によってバッテリー劣化のスピードは異なる

ただし、EVバッテリーの劣化スピードは、利用状況によって大きく変わります。一概に「10年もつ」とは言い切れないのです。

例えば、高速道路での長距離走行が多いと、バッテリーへの負荷が大きくなり、寿命は縮まる傾向に。急速充電の利用頻度が高いのも、劣化を早めるリスクがあります。

逆に、1回の走行距離が短めで、普通充電がメインなら、バッテリーへの優しい使い方だと言えるでしょう。

• EVバッテリーの劣化スピードは利用状況で変わる
• 高速走行や急速充電の多用は寿命を縮める
• 短距離走行と普通充電メインなら劣化は遅い

サクラのようなコンパクトEVは、もともと長距離走行には不向き。短距離メインで、急速充電に頼りすぎないのがベストな使い方だと言えます。

バッテリーに優しい使い方を心がければ、10年以上の寿命も夢ではありません。無理のない付き合い方が、EVバッテリーとの長いお付き合いの秘訣ですね。

サクラのバッテリーに関する課題と対策

新型EV「サクラ」は、バッテリーに関するいくつかの課題を抱えています。ここでは、その問題点と対策について解説します。

• 航続距離の短さによる使い勝手への不満の声
• バッテリーメーカーはオートモーティブエナジーサプライ(AESC)
• 急速充電器の利用やエコ運転でバッテリー上がりを防止

サクラのバッテリー関連の課題を知り、適切に対処することが大切です。

航続距離の短さによる使い勝手への不満の声

サクラのバッテリー容量は20kWhと小さめ。それゆえ、1回の充電での航続距離の短さが課題視されています。

カタログ値では180km(WLTCモード)とされていますが、実際の走行では150km程度。長距離ドライブには不向きだと言わざるを得ません。

「サクラを選んだものの、航続距離の短さにガッカリした」といった声は少なくありません。使い勝手への不満につながっているようです。

• バッテリー容量20kWhで航続距離が短いのが課題
• 実走行では150km程度しか走れず不満の声も
• 長距離ドライブには不向きで使い勝手に難あり

ただ、サクラはもともと都市部での短距離移動がメイン。割り切って、1回の走行を100km以内に収めるのも1つの手です。

また、こまめに充電する習慣をつけることも大切。自宅での充電を増やし、外出先でも機会を見つけて充電するクセをつけましょう。

バッテリーメーカーはオートモーティブエナジーサプライ(AESC)

サクラのバッテリーは、オートモーティブエナジーサプライ(AESC)という会社が製造しています。

AESCは、日産自動車とNECの合弁会社として2007年に設立。現在は中国系資本の傘下にありますが、日産との取引は継続中です。

サクラのバッテリーには、AESCの最新技術が投入されているとのこと。ただ、故障やリコールのリスクが皆無とは言えません。

• サクラのバッテリーメーカーはAESC
• 日産とNECの合弁会社だったが今は中国資本傘下
• 最新技術を投入しているが故障リスクも皆無ではない

AESCは日産のEVバッテリーを長年手がけてきた実績があり、品質への信頼は厚いと言えます。万が一の不具合にも、迅速な対応が期待できるでしょう。

とは言え、バッテリーのコンディションには常に注意が必要。定期的な点検を欠かさず、異変があれば早めに専門家に相談しましょう。

急速充電器の利用やエコ運転でバッテリー上がりを防止

サクラのようなコンパクトEVでは、バッテリー上がりのリスクが懸念されます。航続距離が短いだけに、無計画な走行は危険だと言えるでしょう。

バッテリー上がりを防ぐには、計画的な急速充電器の利用がカギを握ります。出先で充電できるスポットをあらかじめリサーチし、余裕を持ってバッテリーを満タンにしておくのです。

また、省エネ運転を心がけることも重要。急発進や急ブレーキを避け、エアコンの使用も控えめにすることで、バッテリーへの負荷を減らせます。

• サクラはバッテリー上がりのリスクに注意
• 急速充電器をこまめに利用し余裕を持って満タンに
• 省エネ運転でバッテリーへの負荷を減らすのも重要

万が一、バッテリーが上がってしまった時は、JAFなどのロードサービスに頼るのが一般的。自力での対処は困難なので、緊急時の連絡先は控えておきたいですね。

サクラのバッテリーを末永く使うには、急速充電とエコ運転のバランスが肝心。無理のない計画的な利用を心がけることが大切です。

サクラユーザーの満足度と後悔ポイント

実際にサクラに乗っているオーナーたちは、どのような満足度を示しているのでしょうか。同時に、後悔しているポイントについても見ていきます。

• コンパクトなボディと低価格が魅力
• 一方で航続距離の短さに不満を感じるユーザーも
• 日常の短距離移動がメインなら満足度は高い

サクラオーナーの生の声から、満足度と後悔ポイントを探っていきましょう。

コンパクトなボディと低価格が魅力

サクラオーナーの多くが満足しているのが、そのコンパクトなボディサイズです。全長3395mm、全幅1475mmと、軽自動車並みのサイズ感は、女性ユーザーからも好評のようです。

狭い道や混雑した街中でも小回りが効き、運転のしやすさは抜群。小さな駐車スペースにも難なく収まるので、駐車の苦手意識が軽減されるとか。

また、200万円前後という価格設定も、満足度の高いポイント。電気自動車の中では、かなりリーズナブルな部類に入ります。

• 軽自動車並みのコンパクトボディが魅力
• 小回りの効くサイズ感で女性ユーザーにも好評
• 200万円前後の価格設定も満足度が高い

燃料代がかからない分、ランニングコストの安さにも注目が集まっています。ガソリン車と比べて、月々の出費を大幅に抑えられるのは嬉しいポイントですね。

EVならではの滑らかな加速感や、静かな車内環境にも好印象を持つ人が多数。サクラの基本性能の高さが、満足度アップに繋がっているようです。

一方で航続距離の短さに不満を感じるユーザーも

サクラに対する不満点として、やはり航続距離の短さは無視できません。カタログ値で180km、実走行で150km程度では、長距離ドライブに使えないのは事実です。

「サクラを選んだけれど、航続距離が短すぎて後悔した」といった声は少なくありません。出先での充電に不安を覚えるユーザーも多いようです。

また、後部座席の広さ不足を指摘する声もチラホラ。大人がゆったり座るには窮屈で、チャイルドシートの取り付けにも苦労するとか。

• 航続距離の短さに不満の声が目立つ
• 外出先での充電に不安を感じるユーザーも
• 後部座席の狭さやチャイルドシート装着の不便さも

荷室の使い勝手の悪さを不満に感じる人もいるようです。容量は107Lとコンパクトカーとしては標準的ですが、開口部が狭いため大きな荷物は積みにくいと言います。

シンプルな内装や、質感のイマイチさを気にする声も。価格相応とは言え、EVならではの先進的な雰囲気には欠けるようです。

日常の短距離移動がメインなら満足度は高い

サクラの満足度は、使い方によって大きく異なるようです。特に、日常の移動距離が短めの人ほど、高い評価を下しています。

通勤や買い物、子供の送り迎えなど、1回の走行が50km以内なら、航続距離の短さはさほど気にならないはず。その分、小回りの効くボディサイズや、取り回しの良さが強みになります。

「近所の移動がメインだから、サクラで十分満足」「小さい車体なのに意外と乗り心地が良い」など、シティコミューターとしての性能の高さを評価する声は目立ちます。

• 日常の短距離移動メインなら満足度は高め
• 1回50km以内ならサイズの小ささが強みに
• シティコミューターとしての高い基本性能を評価

一方、郊外に住んでいたり、仕事で長距離移動が多かったりする人には、サクラの短所が目立ってしまう傾向に。使用シーンとの相性が、満足度を大きく左右すると言えるでしょう。

総じて、サクラは都市部での短距離移動に特化したEV。自分のライフスタイルに合っているかどうかが、満足度のカギを握っているようです。

以上、日産の新型EV「サクラ」のバッテリー交換費用について、詳しく解説してきました。

サクラのバッテリー交換費用は、40～50万円程度と予想されています。リーフなど、他の日産EVと比べるとやや安めの設定。ただ、一般的なガソリン車の中古バッテリー交換費と比べれば、かなりの高額と言わざるを得ません。

EVのバッテリーは長持ちしますが、いずれ交換は必要。サクラの維持費を考える上で、バッテリー交換のコストは無視できないポイントだと言えるでしょう。

ただ、バッテリーに優しい使い方を心がければ、交換時期を先延ばしにすることも可能。急速充電をほどほどにし、エコ運転を実践することが、賢明な付き合い方だと言えます。

日産サクラは「小さなEV」だからこそ実現できる、経済性と環境性能の高さが魅力。バッテリー交換のリスクを踏まえつつ、その特性を活かした付き合い方を模索したいですね。

まとめ 日産サクラのEVバッテリー交換費用や時期は？他車と比較解説

今回は、日産サクラのEVバッテリー交換にかかる費用や時期は？他車と比較解説紹介しました！

リーフ(40kWh)のバッテリー交換は約65万円、アリア(66kWh)は更に高額になりそう。EVバッテリーの寿命は10年以上でも保証は8年か16万kmまで。航続距離の短さに不満あり。バッテリーはAESC製。こまめな急速充電とエコ運転がバッテリー寿命のカギ。近距離移動が主なら満足度高し。

本記事の情報を活用して、納得のEV車ライフをお楽しみください。