エンジンのガガガって音がずっと止まらないんだよな
全然エンジンがかからないし困ったよ
車のエンジンがガガガ音を立ててかからないのは深刻だよね。
放置していると修理代がかさんでしまうかもしれません。
そこで、今回はエンジンがかからないガガガ音から考えられる原因と修理法について紹介します!
- ガガガ音の3つの原因
- 始動不良の対処方法
- エンジントラブル予防法
エンジンがかからない「ガガガ音」の原因3つ
エンジンがかからず「ガガガ」と音がする原因は大きく分けて3つあります。
それでは、エンジンがかからない「ガガガ音」の原因について、以下の3点を詳しく解説していきます。
「ガガガ音」の原因がわかれば、適切な対処法がわかり、エンジン始動できる可能性が高まります。
それでは、1つ目の原因「バッテリー上がり」について詳しく見ていきましょう。
バッテリー上がりが原因
「ガガガ音」の最も多い原因はバッテリー上がりです。
バッテリーの電圧が低下すると、エンジンを始動するための電力が不足します。そのため、スターターモーターが回らず「ガガガ」という音がします。
バッテリー上がりの主な原因は以下の通りです。
- ライトやオーディオの消し忘れ
- バッテリーの寿命
- バッテリー液の減少
長期間車を使用しないと、オルタネーターからバッテリーへの充電がされないため、徐々に放電が進みバッテリー上がりを起こします。
1週間以上車を使用しない場合は、バッテリーを外して保管するか、定期的にエンジンをかけて充電するようにしましょう。
また、寒冷地ではバッテリーの化学反応が弱まり、エンジン始動に必要な大電流を供給できなくなるため、バッテリー上がりが起こりやすくなります。
冬場は車庫に車を入れるなどして、バッテリーを冷え込みから守ることも大切です。
「ガガガ」という音がしてエンジンがかからない時は、まずバッテリー上がりの可能性が高いと考えられます。バッテリーの点検とメンテナンスを怠らないようにしましょう。
次は「ガガガ音」のもう一つの原因である、スターターモーターの故障について見ていきます。
スターターモーターの故障
「ガガガ音」が鳴ってエンジンがかからない原因の2つ目は、スターターモーターの故障です。
スターターモーターは、バッテリーからの電力でモーターを回転させ、エンジンを始動させる役割を果たします。このスターターモーターが故障すると、「ガガガ」という異音がしてエンジンがかかりません。
スターターモーターの故障の主な原因は以下です。
- カーボンブラシの摩耗
- コイルの断線
- ピニオンギアの損傷
特に、長年使用しているとカーボンブラシが摩耗し、モーターの回転不良を引き起こします。
10万キロ以上走行した車は、スターターモーターの点検や交換時期の目安になります。異音がする、回転に時間がかかるなどの症状があれば、早めの点検と修理が必要です。
また、バッテリーの電圧が低下していると、十分な電流がスターターモーターに供給されず、「ガガガ」という異音の原因にもなります。
バッテリーの点検と合わせて、定期的なスターターモーターのメンテナンスを行うことが大切ですね。
最後に「ガガガ音」のもう一つの原因である、燃料系統のトラブルについて詳しく解説していきます。
燃料系統のトラブル
「ガガガ音」の3つ目の原因は、燃料系統のトラブルです。
燃料系統に問題があると、エンジンにガソリンが供給されないため、エンジンがかからず「ガガガ」という音がします。
燃料系統トラブルの代表的な原因は以下の通りです。
- 燃料切れ
- フューエルポンプの故障
- フューエルフィルターの目詰まり
まずは、燃料計を確認してガソリンが十分にあるか確認しましょう。
長期間乗らずにいると、ガソリンが変質してフューエルポンプやインジェクターに悪影響を及ぼします。1ヶ月以上乗らない場合は、ガソリンを抜いておくと良いでしょう。
また、燃料タンクの錆びや不純物によって、フューエルフィルターが目詰まりを起こすことがあります。
フューエルフィルターは2年または4万キロごとの交換が目安です。古いフィルターを使い続けると、燃料の流れが悪くなり、エンジン不調の原因になるので注意が必要ですね。
燃料系統は、ガソリンを燃焼室まで運ぶ大切な役割を担っています。普段から適切なメンテナンスを行い、トラブルを未然に防ぐことが大切です。
「ガガガ音」の原因は、バッテリー上がり、スターターモーター故障、燃料系統トラブルの3つが考えられるんだよ。見落としがちだけど、日頃からのメンテナンスで防げることが多いから、普段からしっかりチェックしよう!
「ガガガ音」エンジン始動できない時の対処法
「ガガガ音」が鳴ってエンジンがかからない時の対処法を解説します。
ここからは、バッテリー、スターターモーター、燃料系統のそれぞれについて、具体的にどのようにチェックや修理を行うのか見ていきましょう。
「ガガガ音」のトラブルに素早く対処するためにも、正しい点検方法を身につけておきましょう。
まずは、最も可能性の高いバッテリー上がりのチェック方法について詳しく解説します。
バッテリー上がりのチェック方法
バッテリー上がりかどうかは、バッテリーの電圧を測ることで判断できます。
マルチメーターという測定器を使って、バッテリーの端子間の電圧を測定します。正常な電圧は12.6V以上ですが、12V以下だとバッテリー上がりの可能性が高いです。
バッテリー上がりのチェック手順は以下の通りです。
- マルチメーターを用意する
- バッテリーのプラス端子とマイナス端子を測定
- 電圧が12V以下ならバッテリー上がりの可能性大
バッテリー上がりが確認できたら、以下の方法で対処します。
まずは、ブースターケーブルを使ってバッテリーあがり車に、別の車のバッテリーから電流を供給します。これを「ブースター接続」といいます。
ブースターケーブルのプラス端子とマイナス端子を、両方の車のバッテリーに正しく接続します。その後、バッテリーがあがっていない車のエンジンをかけ、約10分アイドリング運転します。
バッテリーに十分な電流が蓄電されたら、ブースターケーブルを取り外し、バッテリーあがり車のエンジンを始動します。無事にエンジンがかかれば、30分以上走行して完全充電を行いましょう。
ただし、この方法でもエンジンがかからない場合は、バッテリー交換が必要な可能性があります。
バッテリーの点検と対処方法、難しそうだけど意外とカンタンだね!でも、ブースター接続は正しく行わないと危険だから、自信がない人は専門家に頼むのがオススメだよ。
次に、スターターモーターの故障のチェック方法について見ていきましょう。
スターターモーターの点検ポイント
スターターモーターの故障は、テスターを使った専門的な診断が必要になります。
しかし、スターターモーターから異音がする、動作が遅いなどの症状があれば、故障している可能性が高いです。
スターターモーターの点検ポイントは以下の3つです。
- 「カチッ」などの異音がしないか
- 回転にムラや停止がないか
- 異臭がしないか
異常があれば、カーボンブラシやモーターの交換が必要かもしれません。異音や動作不良などの症状があれば、早めに専門店で点検を受けましょう。
最後に、燃料系統のメンテナンス方法を確認していきます。
燃料系統のメンテナンス
燃料系統の詰まりやトラブルを防ぐには、定期的なメンテナンスが欠かせません。
燃料系統のメンテナンスで最も重要なのが、フューエルフィルターの交換です。目安としては2年または4万キロごとに交換します。
また、燃料タンクやフューエルラインにゴミや錆が溜まらないよう、定期的な清掃も必要です。
- フューエルフィルターの定期交換
- 燃料タンク内の清掃
- フューエルラインの点検
ガソリンは長期間放置すると変質するため、3ヶ月以上乗らない場合は燃料タンク内のガソリンを抜いておくのも良いでしょう。
燃料系統のメンテナンスは、燃料の流れを良好に保ち、エンジントラブルを未然に防ぐために重要です。
「ガガガ音」が鳴ってエンジンがかからない時は、正しい方法で点検や修理を行うことが大切ですね。日頃からメンテナンスを怠らないよう心がけましょう。
まとめ エンジンかからない時のガガガ音の原因と正しい対処法
今回は、エンジンがかからない時に出るガガガ音の原因と修理法について紹介しました!
- バッテリーの上がりが一番の原因
- スターターモーター故障も要チェック
- 燃料系統のトラブルも見逃せない
まずはバッテリーの点検を。次にスターターモーターの状態を確認。燃料系統も念入りにチェックしましょう。トラブル防止には、2週間に1回は短距離運転を。エンジンオイルも定期的に交換。バッテリーの点検も忘れずに。
エンジンかからない時の対処法、これで完璧だね
愛車を末永く乗るために、本記事を読んで正しいメンテナンス習慣を身につけてください