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相対的な陰陽の世界で、自分のエネルギーを高める

相対的な陰陽の世界で、自分のエネルギーを高める

2015年10月19日 • Health, Mind & Heart

あなたはどんな人ですか?また、どんな人って言われますか?

「自分が思っている自分は、99%自分ではない」……これは、私がヨガを学び始めて衝撃を受けた言葉です。相対的な世界で生きている私たちはいつも“何か”になろうとしています。“何か”になることで安心して、満たされようとします。しかし、それは一時的な幸せであって、時には苦悩を生み出します。ヨガでは“何者でもない”永遠の至福である本質、本来の自分に還っていきます。

すべてのものは、陰と陽の性質で出来た相対的な世界です。相対するものがあるからこそ存在でき、どちらか1つでは存在しません。どちらも大切な要素です。

陰の性質は、物質的で、固まるエネルギー、ゆっくりしていて、冷たい。陽の性質は、非物質的で、より動きのあるエネルギーで、速く、温かい。暗闇や夜、冬は陰で、昼間や夏、日差しは陽になります。細胞や組織、内臓は陰にあたり、エネルギーや生命力は陽にあたります。内側に集める力は陰で、外側に拡張する力は陽です。自分の中の女性性、柔らかさなどの包容力やじっと待つ力は陰で、男性性や決断力や行動力は陽です。あなたの中の陰陽のバランスはいかがでしょうか。

心理的な性質においても陰陽は分かれます。陰はより内側の感情・印象・感覚・直感・感受性や、外のものを受け入れる受容の性質があるので、冷静・観察・許容・適応の要素。陽は意識にあがってくる思考・分析・論理などをさらに計画・表現し、目的を明確にしていく要素です。さて、あなたの陰陽はどうでしょうか。

決めなくて良いです。私たちは本来、すべての要素を含んだ無限の光です。生まれてきた性別や家族構成、育った環境によって要素が減ったり増えたり、小さくなったり広がったりしているだけです。どんな可能性もあなたの中に潜んでいて、あなたは可能性でしかないのです。あなたが思ったように、なりたいようになれるのです。

ヨガをしていると、身体のバランスを取る過程で、自然に心のバランスが整えられ、自分の中の陰陽も中和に向かっていきます。感じたこと、思ったことを表現し、行動に変えていく力が養われ、逆に、思っていることとやっていることが違う時に、すぐにバランスの不和や違和感に気がつけるようになります。自分でも気がつかない自己犠牲や無理や我慢・ストレスはすぐに身体や心に表れてくるようになり、自分に対して正直に生きられるように自然と変化していきます。

外側の情報や世間一般の常識にとらわれず、縛られず、自分が心動かされるものを信じて選んでいくようになります。

外側で固めた、周りに合わせるだけの自分は身体も心も緊張で硬くなっていきます。外へ外へ意識が向かってしまい、自分の内側がゆらゆらでカスカスで、芯がなくなりエネルギーは漏れ続け、疲れと怠惰な状態をまた外側のもので補てんしようとしてしまいます。あなたのエネルギーを自分の中心に集めて、それを広げていくように、自然とあなただけの輝きを発する生き方にしましょう。

自分の中にエネルギーを集めて陰が高まれば高まるほど、あなたが表現することや発することが同じくらい大きなものになります。両極端は一致します。全速力で回っているコマは、完全に中心にエネルギーが集められており、その姿は静止しているように見えます。エネルギーが弱い時は、コマは軸が不安定でブレ続けます。エネルギーが高い人ほど“静か”に見えるのです。また、何もしていない人も動いていないように見えますけれど。

私たちは人と関わり、社会と関わりながら生きています。だからこそ、自分の中の陰を極める時間を大切に。凛とした軸と静けさ、それを覆うような柔らかさと軽さと調和力。あなたが、自分の中の豊かさに満たされて、そこから放つ光が周囲を照らしていけますように。


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