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内からも外からも元気に明るくなれる、”幸感力”が高まる歩き方

内からも外からも元気に明るくなれる、”幸感力”が高まる歩き方

2015年6月1日 • Mind & Heart

「笑う門には福来る」ということわざがあります。いつも笑いのある家庭には自然と幸せな出来事が起こる、もし悲しく辛いことがあっても希望を失わずにいれば幸せがやってくる、という意味です。

これは脳科学的に見ても実証されていること。例えば悲しい時や辛い時、作り笑いでも笑うと幸せになるといいますが、これは、”笑いの表情”を作ることで、脳の中で「快楽ホルモン」と呼ばれるドーパミンが分泌されるから。 1

もちろん常に作り笑いをする必要はありません。私たちは辛いこと、悲しいことを乗り越えてはじめて幸せを感じ、心からの笑顔をまとうことができるようになるからです。だから無理は禁物、ありのままの感情を受け止めることも必要です。でも、「力がほしい」「もうちょっと頑張りたい」「前向きになりたい」などと感じている時には、作り笑いを試してみる価値があるのではないでしょうか。

さて、私たちを幸せな気分にしてくれる効果のある笑顔ですが、実は「幸せそうに歩くこと」が「作り笑い」と同じような効果があることも実証されています。 2

この実験は、まず被験者の大学生39人に、「幸せ」に関連した言葉(「美しい」など)と、「鬱」に関連した言葉(「不安」など)を見せるところからはじまりました。

その後大学生に何も伝えずランニングマシンの上を歩いてもらい、マシンのスクリーンには左右に振れるゲージを表示しました。実はこのゲージ、歩き方によって左右に振れるように設定されたもの。より”ハッピー”な歩き方とそうでない時の歩き方で、ゲージが振れる方向に大きな違いが見られました。

ランニングマシンを降りた後、生徒たちに実験前に見せた言葉を覚えている限り書いて欲しいとリクエスト。すると、姿勢が悪く腕を振らずに歩いていた生徒はネガティブな言葉をより多く、軽やかに姿勢良く前を向いて歩いていた生徒はよりポジティブな言葉を多く書き出したのです。この結果から導かれたのは、歩き方がその人の気分に影響を与えるということでした。

例えば雨の日や月曜日の朝など、あまり気分が上がらない日に足をひきずって下を向いて歩いてしまったら、気分は暗くなるばかり。だからそんな時は、「作り笑い」ならぬ「作り歩き」をしてみませんか? 顔を上げて笑顔でスキップするくらいの気持ちで歩けば、きっと気分も世界も明るくなるはずです。

「決してうつむいてはいけない。頭はいつも上げていなさい。その目でしっかりとまっすぐ世界を見るのです」
“Nerver bend your head. Always hold it high. Look the world straight in the eye.”
– ヘレン・ケラー

脚注:

  1. Gary L Wenk Ph. D.”Addicted to Smiling Can the simple act of smiling bring pleasure?”、Psychology Today
  2. “How we walk affects what we remember: Gait modifications through biofeedback change negative affective memory bias“、Journal of Behavior Therapy and Experimental Psychiatry  Volume 46, March 2015, Pages 121–125

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