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チチカカ湖に浮かぶ、浮いた島ウロス島

チチカカ湖に浮かぶ、浮いた島ウロス島

2016年1月5日 • Travel

世界には想像を超えるような、驚くべき場所に住んでいる人々がたくさんいます。私たちにとっては当たり前の、大地の上に住居を設けるという常識までも覆してしまう人々もいます。チチカカ湖のウロス島に住む人々はそのいい例です。彼らはなんと湖の上に浮く島を作って生活しています。

ペルー南部とボリビア西部にまたがる淡水湖のチチカカ湖。面積は8万平方キロメートル、四国の約半分の大きさで、標高はなんと3,810mの場所にあり、富士山よりも高い所に位置しています。チチカカ湖には様々な言い伝えが残っていますが、インカ帝国誕生の天地創造主、ビラコチャ神が現れた場所だと言われています。チチカカ湖を上空から見ると、この土地で神様と崇められているプーマの形をしているのですが、このように伝説を偶然とは思えなくさせる不思議な事実もたくさん見つかっています。

この地では、高地特有の照りつける太陽にジリジリと肌を焼かれますが、風は冷たく、温度調節に常に気を使かわなくてはなりません。

チチカカ湖はたくさんの観光ボートツアーが出ていて、近隣の島へアクセスすることができます。浮島のウロス島は、ボリビア側にもペルー側にもありますが、現在人が生活しているのはペルー側のみです。

チチカカ湖に浮かぶ、浮いた島ウロス島

“ウロス”とは、アイマラ語で“チチカカの息子”という意味があります。

浮き島へ着くと、原色使いの民族衣装を着た女性たちに歓迎してくれます。島を歩くと、柔らかい草に足元がふわっと包まれ、心地よく沈む感覚が身体を伝います。それがなんとも穏やかな気持ちにさせてくれるのです。

島全体は“トトラ”と呼ばれる葦でできており、深さは2mほどあります。一度作られた島はずっと浮いているわけではなく、30年に一度はメンテナンスで島を作り変えるのだそうです。

しかし、どうして彼らはまたこんな湖の上に住み始まるようになったのでしょう。それは、スペイン人がこの地にやってきた時のこと。彼らを征服しようとしたスペイン人との争いを避けるため、湖の上に住居を作ったのが始まりだとも言われています。人はやろうと思えば何でもできるのですね。

島から見送った、ボートに乗って浮島の小学校へ登校する子供たちの笑顔が瞼の裏に焼き付いています。

  • チチカカ湖の位置

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