MENU
よりよい人間関係のための”温度の共有”

よりよい人間関係のための”温度の共有”

2013年11月27日 • Mind & Heart

ケイト・ハドソンとマシュー・マコノヒー主演のラブコメ『10日間で男を上手にフル方法』では、

・赤ちゃん言葉を使う
・彼のアパートにぬいぐるみを飾る
・彼のベッドにピンクのベッドカバーを敷く
・ペアルックのシャツをプレゼントする
・自分達の写真を合成した赤ちゃんの写真を入れた将来の家族アルバムを作る

……など、少しエキセントリックながらも、恋愛においてタブーとも言える女性の数々の行動をコメディ色たっぷりで見ることができました。そしてこの映画を見て、「温度差」という言葉が頭を巡りました。

温度差とは、「一つの物事や案件に対して複数の関係者間での熱意、考え方や思惑などの違い、価値観の違いの比喩として『温度差』と表現することがある。これはそれぞれの関係者の考え方や思惑などを、熱い思いと冷めた思いと捉え、その違いを物理的な温度の違いとして例えた言葉である。」 1とありますが、『10日間で男を上手にフル方法』でケイト・ハドソン演じるアンディの行動は、マシュー・マコノヒー演じるベンにしてみたら激しい温度差を感じるものでした。

恋愛だけではなくて人間関係全般に言えることだと思いますが、自分が時間を共有する相手には温度差は感じてほしくないですし、自分も相手に温度差を感じたくないですよね。だからその差がなるべく縮まるように努力することが必要ですが、決して簡単なことではありません。温度差を縮めるということは、まずマイナスの部分に焦点を当てて、そこをプラスに近づけようとするということ。それには力がいりますし、温度差を縮めようとする過程で納得のいかないことが多くて、心の奥底にネガティブな感情が生まれてしまうこともあります。

でも「温度差を縮める」ではなく、「温度を共有する」という考え方を取り入れると楽になるかもしれません。

私もよく、家族、友人、同僚、恋人との温度差にフラストレーションを感じることがあります。でも最近は、まず相手の温度を感じてみることにしています。何でこの人はこういう風に感じているんだろう、と。

例えばですが、つい先日、上京して私の家に泊まった母親に、掃除や整理整頓の方法について「ああした方がいい」「こうした方がいい」と注意をされたことがありました。いつもだったら「私は私なりのやり方があるの!」とわがままな子供のような主張をしてしまうのですが、なぜ母親がそんな風に言うのか、母親の温度を感じてみることにしました。

すると不思議なことに、「母親はもう何十年も毎日家事をしている。私よりずっとベテランだし、どうやったら効率的に掃除ができるかを知っている。だから、私の生活が向上するように、その知恵を私に共有したいんだ」という母の温かさを感じることができました。

そのおかげで、自然と「今度から実践してみるね。ありがとう」と感謝の気持ちを伝えることができました。私の「感謝の気持ち」という心地よい温度を母も感じてくれたと思います。このことがあって、”温度を共有する”という過程には、マイナスの要素なしに人間関係を円滑にしてくれる効果があるということに気づきました。

全てが全て、”温度を共有”することで解決するとは思いません。でも、温度を共有できるようになれば、自分が穏やかになれて、余裕が出て、人間関係にも深みが出るようになるように思います。

皆さんもぜひ、”温度の共有”試してみませんか?

脚注:

  1. 温度、ウィキペディア

« »