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心身の不調やストレスを“気づき”のきっかけに

心身の不調やストレスを“気づき”のきっかけに

2016年10月11日 • Mind & Heart

多くの人になぜヨガを始めたか?を聞くと、心や身体の不調和がきっかけだったりします。そして、遅かれ早かれ変化を感じていきます。

ストレスが起こる脳のメカニズム

ストレスはどのように起こるのでしょうか?まずは、人間の脳を大きく3層に分けて説明します。

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1番外側にある理性脳(大脳新皮質)は、後頭葉(知識、記憶)と前頭葉(アイデンティティ、ユーモア、笑顔、創造力、あそび、アイデア、経験)など人間として生きる上で発達する部分です。

生まれた時は真っ白で、環境や教育において成長過程で作られていき、それが個性という人間のバリエーションとなります。

人生を豊かにしていく喜び、達成感、笑顔や感動を体験すると同時に“自我”も作っていきます。

ねば・べきに縛られたり、協調性や正しさ、完璧主義、固定観念、思考パターン、答えや意味を見つけようとするのはここが働いています。

その内側には動物脳・本能脳(大脳辺縁系)があり、本能欲求(食欲、性欲、集団欲)や好き・嫌い、快・不快など感情を司る場所であり、危機回避のためにネガティブを作りだすところ。

この本音を感じる場所を必要以上に外側の理性脳で抑え込むことで、ズレや摩擦(ストレッサー)が生まれ“ストレス”が発生します。

最も内側にある身体脳(脳幹)は、生命活動を維持するために無意識下で休むことなく働いてくれています。内臓器官や免疫、ホルモン、自律神経(食欲、心臓、呼吸、血流、汗、体温調節、まばたき、排泄、性欲、消化、睡眠、交感神経・副交感神経)など生きるために必要なこと全てです。

身体の不調は大切なメッセ―ジ

本能欲求の強いエネルギーが発揮できず、理性によって抑え込まれた時に、その内側の脳幹が圧迫されることによって無意識で行われていた生命活動が乱れてバランスを崩してしまいます。

自律神経失調症、パニック障害、下痢、便秘、冷え性、不眠、ふるえ、どもり、赤面症、多汗症、過食、摂食障害、過呼吸、円形脱毛症、白髪など、目には見えない無意識に引っ張られて起こる不調は、心と身体がつながっているからです。

身体からの声を聞けずに生きることは自分自身を見向きもせず、無視を続けている状態です。周りを優先して、自分自身に大切にされなければイジけて、スネて、心身はガチガチになっていきます。

心の不調和から起こる心身症の多くは“変化するもの”に引きづられてしまっていると考えられ、そんな時こそ、自分自身に意識を向けてあげるチャンスです。“本当に大切なこと”にイヤなこと、もの、人は気づかせてくれます。

物質的に豊かであっても、“おさまりのつかない心”を持っていれば幸福感は一時的なものです。どんな状況においても、心の中に安定感を持つことこそ、幸福なのです。

ヨガでは心の状態を表す無意識の呼吸を意識的に大切に扱い、知性を働かせて身体に向き合うため、自分自身に満たされ、心身の安定感が生まれ、欲が減っていきます。変化するものに執着することが減り、外界のことに感覚・感情が味わうことはあっても引っ張られることは少なくなります。軽やかで自由で静かな歓喜の状態です。

ワガママとあるがままの違いから自己解放する

自分の我欲のために起こる“我がまま”は、自分や周囲の笑顔につながらず、必ず不調和が生まれます。自我を超えた“在るがまま”は出来事や感情を認知する、究極の“受容”です。そうして、すべては自然につながっていきます。

頭が作り出す推測や利己的な欲求を捨てて、より自然にリラックスして直感的に生きる“在るがまま”は、小さなことが気にならなくなり、些細なことに引っ張られたり、引きずられない、大きなつながりの中で肯定的な心で生きるようになります。

理性で押さえ込まずにあなたがあなたの本当の想いを受け取ってあげてください。周りから見た完璧を目指すことよりも、どんな自分自身も寄り添い一緒に生きていく力があなたを輝かせ、周囲と心地よく調和します。

自分以外の何かに、誰かになろうとしなくていいのです。あなたがあなたであることが素晴らしい。

起こった出来事にとらわれることなく、喜びも楽しみも悲しみも苦しみも痛みも、どんなあなたも“自分が自分になるための気づき”として穏やかな笑顔に変えてください。

(参照)日本メンタルヘルス協会 Advance Course


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