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より長く、より健康に生きるには、目的を持つことが効果的!

より長く、より健康に生きるには、目的を持つことが効果的!

2014年5月22日 • Health, Mind & Heart

科学的心理学会が発行するPsychological Scienceオンライン版に先日掲載された研究によると、年齢に関係なく、目的を持つということが長生きに繋がるとのこと。 1

研究者が行ったのは、20歳から75歳までの6000人以上もの参加者を対象に、14年間もの長い期間にわたる心と体の健康調査。人生の目的の度合いを測るために使われたのは、

・他の人は人生に迷いがあるようだけれど、私は違う
・私は将来を考えずにその日その日を過ごしている
・私は時に、もうこれ以上やれることがないように感じる

という3つの心境に基づいたスコアでした。

このスコアを14年間定期的に蓄積する中で、亡くなった参加者の数は全体の9%。亡くなった方に比べて、生存している参加者の人生の目的の度合いははるかに高いという結果になりました。健康調査を始めた当初、研究者は、若年層よりも、退職などを経験することでより人生の方向性の確認が必要になり、死がより現実に近くなる高年層に強い影響が出ると予想。しかし、若年層、中年層、高年層において、”目的を持つことと長生きすること”の相対関係には同じ傾向が見られるという結果に驚いたそう。

研究者の一人、ヒル博士は「我々の研究結果では、成人のどの過程においても、人生の方向性を見つけることや自分にとって重要な目標を掲げることが、長生きに繋がるということが分かりました」と言います。「もう若くないから……」と年齢を理由に夢をあきらめてしまう人も多いかもしれません。でも、この研究結果は、改めて夢と向き合うきっかけを与えてくれますよね。またヒル博士は、「人生の方向性を定められるのが早ければ早いほど、この効果も高まります」とも。

ではなぜ目的を持つことが長生きにつながるのでしょうか? 研究者が導き出したセオリーの一つに、「目的意識を持つことが、健康的なライフスタイルを選ぶことに繋がる」というものがあります。守るものや失うものが大きくなればなるほど、自然と自分の心や体を大切にするようになるからだそうです。

真の目的が見つかっていなくても大丈夫! ステップを踏んで、自分が今できていないことは何か、自分の人生に喜びや満足感をもたらしてくれるものは何か、積極的に行動を起こして発見してみましょう。モチベーションが何であろうとも、人生の目的を見つけるということは私たちにとって必要不可欠だと言えます。目的を持ち、その達成に向かって、長く明るい人生行路を旅したいですね。

脚注:

  1. Patrick L. Hill and Nicholas A. Turiano、Purpose in Life as a Predictor of Mortality Across Adulthood、Psychological Science、2014年5月8日

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