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【連載】天秤座の満月〜パートナーシップに光を当てて、愛に満たされた人生を -2015

【連載】蠍座の満月〜新たなわたしに生まれ変わるきっかけの満月

2017年5月10日 • Mind & Heart

※これはすべての星座の人へ向けたメッセージです。

満ちては欠ける月の動きは、わたしたち人間の本能に根ざしたサイクルです。この連載では、月のサイクルを利用して、1年で幸せになる12のステップをお伝えします。

月は約1ヶ月にひとつずつ星座を移動しながら新月を迎えます。満月には、その星座のテーマに感謝して過ごしましょう。

今回の満月は5月11日(木)午前6時42分。占星術的には蠍座の満月です。蠍座は12星座8番目の星座。キーワードは【I desire(わたしは欲する)】です。

では、蠍座は何を欲しているのでしょうか。まずは、夜空の「さそり座」神話を見ていきましょう。
※夜空の星座名はひらがな、占星術上の星座名は漢字で表記しています。

 さそり座は、その毒のイメージから「死」を連想させる星座

蠍座の満月〜新たなわたしに生まれ変わるきっかけの満月さそり座の起源はかなり古く、古代メソポタミアのシュメール文明の時代、紀元前3000年頃から存在する古い星座です。

古代メソポタミアでは、さそり座の針の部分にあたる二つの星は「シャルウル」と「シャルカズ」と呼ばれていました。これは、シュメールの神ニウルタが手に持っている戦闘用の棍棒のこと。サソリの針は、神の武器のように威力があるものと考えられていたのでしょう。

時を経てギリシャに伝わると、英雄オリオンを刺したサソリの神話として描かれます。

オリオンは「地上で最も強いのはわたしである」と豪語していました。そのオリオンの傲慢さは、大地の女神ヘラを怒らせることになりました。傲慢は古代ギリシャにおいては最も罪深いものだったのです。

ヘラはオリオンに向けてサソリを放ち、そして、オリオンはサソリに刺されて命を落とします。サソリはその活躍をたたえられ天にあげられ、夜空の星座となりました。サソリは時に死をもたらすこともある生物。星座の神話でも死を連想させるような物語となっています。

周囲の人から受け取ったものに目を向ける

蠍座のキーワードは、【I desire(わたしは欲する)】です。これは、前回の牡牛座の新月のキーワード【I have(わたしは所有する)】と対をなすキーワードです。

牡牛座の新月では、自分が持っているものに目を向けるのがテーマでした。この蠍座の満月では、「自分」というエゴは一旦消し去り、これまで周囲の人から受け取ったものに目を向けてみると、感謝の気持ちが湧き上がるかもしれません。

先ほどの神話では度々「死」というキーワードが浮かび上がりました。占星術でも蠍座のキーワードのひとつに【死と再生】があります。

何に「死」を与えればいいかというと、自分自身の「エゴ」にです。それは、例えば、神話の英雄オリオンのような傲慢なエゴかもしれません。まずは自分ががんばってきたこと、自分にある才能などは一旦脇に置いてみて、これまで周囲の人からどんな恩恵を受けてきたのだろうと考えてみるのです。

すると、これまで受け取った豊かなものや上手くいったことなどは、与えられたものだと気づけるでしょう。それは、蠍座のキーワード【I desire(わたしは欲する)】のように、あなたが無意識の内に欲していたため与えられたものかもしれないのです。

また、蠍座には「絆」というキーワードもあります。自分の家系から受け取ったものに目を向けるのも良いでしょう。例えば、牡牛座の新月で気づいた才能や個性こそ、あなたが家系から受け取っているものです。

さらに、もし大切な人との関係がうまくいっていないなら、その人から受け取ったものに目を向けてみましょう。自分がしてあげたこと、自分が抱いた苦悩などは一旦切り離した視点で見てみるのです。すると、ふたりの関係が新たな視点から見えてきて、何かが少しずつ変わっていくかもしれません。

この満月では、いろいろな意味で周囲の人から受け取ったものに感謝とともに光を当てましょう。すると、これまでのあなたの古いエゴが死を迎え、たくさんの贈り物を受け取った豊かなあなたとして生まれ変わっていくでしょう。

 新たな自分への再生をうながす蠍座の精油とは…

蠍座は火・地・風・水の四元素では、感情をつかさどる「水」の星座となります。蠍座の精油〈サンダルウッド〉や〈パイン〉は、感情的な深い部分に届いて、変容をうながしてくれるでしょう。また、蠍座の支配星である冥王星の精油〈ベチバー〉も新たな成長の土台を築いてくれるでしょう。

◇サンダルウッド:崇高で落ち着いたオリエンタルな香り
日本では「白檀」として古くから親しまれている。アーユルヴェーダでは万能薬として扱われ、インドや中国では葬儀の際に死者の魂を肉体から切り離すため焚く。
〈Mind深い悲しみや苦しみを切り離し昇華する、心を深く落ち着かせるためなどに
〈Body喉の痛み、膀胱炎、冷えやむくみ、肌をやわらかく潤いを与えるためなどに
※注意点:妊娠初期やうつ状態の時は使用を控える、冬場は固まりやすい

◇パイン:フレッシュで少し刺激のある森のような香り
原料となるスコッチパインの和名はオウシュウアカマツ。氷河期からの生き残っている珍しい植物。古代には呼吸器系の感染や気管支炎、結核などの改善に使用。
〈Mind意志や意欲を引き出す、精神を安定させ集中力を高めるためなどに
〈Body呼吸器、鼻水や鼻づまり、目の下のクマ、アトピー性皮膚炎などに
※注意点:妊娠初期は使用を避ける、敏感肌は低濃度で使用、酸化したものは使用しない

◇ベチバー:スモーキーで深みのある土のような香り
熱帯地方に育ち、古くから根を粉にして防虫剤として使用。精油は根を蒸留することで抽出されるため、グラウンディングに効果があると言われている。
〈Mindストレスや緊張の緩和、ストレス性のめまいや不眠などに
〈Body疲労による免疫低下、体重減少や貧血、痛みやリウマチなどに
※注意点:妊娠初期や乳幼児への使用は避ける。衣類や手に付くと落ちにくい

蠍座の精油のおすすめの使い方は、ゆっくり過ごしたい休日や心をリセットする瞑想の時に香りを部屋に漂わせること。ティッシュに1滴垂らして枕元に置いておくのもよいでしょう。

樹木系の落ち着いた香りが、心の奥深くに届き、じっくりと自分と向き合えるよう導いてくれるはず。そして、新たな自分へと生まれ変わるのを促してくれるでしょう。

参考文献:
・星座の辞典/沼澤茂美、脇屋奈々代
・あなたの星座と運命/鏡リュウジ
・アロマテラピー精油辞典/バーグ文子
・これ1冊できちんとわかるアロマテラピー/梅原亜也子
・スピリチュアル・アロマテラピー/柏原茜、登石麻恭子


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