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サウナで心身美容

サウナで心身美容

2015年7月16日 • Beauty, Health, Travel

「サウナ」という言葉は世界で最も知られているフィンランド語ではないでしょうか。もはや世界共通語ですね。サウナの聖地フィンランドにはなんと、人口540万人が同時に入るに足りるサウナが存在すると言われており、その数なんと200万個以上。彼らにとってなくてはならない生活の一部です。どの家にも、アパートにも必ずと言っていいほどサウナがついています。日本にいるとき、実は私はサウナが苦手で3分もいられなかったのですが、フィンランドに来てからサウナが大好きになり、体質までも改善されました。

もともとフィンランドのサウナは、この世への入口、出口のような神聖な場所でした。女性はサウナで出産し、人の遺体はサウナで洗われてからお棺に入れられました。結婚前夜、クリスマスイブ、大切な行事があるときは必ずサウナに入ります。先日ニュースで、バスケットボールチームが優勝トロフィーを抱えてサウナになっているのを見たことがありますが、彼らにとって大切な場所であることは今も昔も変わってないようです。

「私たちの家にもトゥントゥがいるわよ」滞在先の家族が見せてくれたのは、サウナを守っている妖精でした。トゥントゥは長靴くらいの大きさの白いひげを生やしたサウナの妖精で、今でも人々はその存在を信じています。それはサウナが自然から作られた生き物であり、目に見えないものを大切にするという精神が今でも大切にされているからだと思います。

サウナには電気サウナ、薪で温められたサウナ、スモークサウナなどいくつかの種類があります。キヌアスと呼ばれるストーブで熱された石に水をかけて温度を上げます。サウナの温度は大体80℃〜100℃。初めて入ったときは、立ち籠める蒸気で咳が止らなったのですが、次第に慣れくると、これまで患っていた呼吸器が随分楽になり、使用していた喉スプレーもまったく使用しなくなりました。体が温まった後は、湖へダイブ。これが肌をキュッと引き締める効果があり、気持ちいいのです。フィンランド人の肌はすべすべで赤ちゃんのような人が多いですが、それはこのサウナと湖に秘密があるのかもしれませんね。

“saunanjälkeinen”(サウナのあと)という言い方がフィンランド語にあります。何もしたくない時に使われる表現ですが、肉体的、精神的も浄化された後のいい疲れですね。


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