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旧暦‘七十二侯’で季節のリズムを取りいれてQOLを高める!

旧暦‘七十二侯’で季節のリズムを取りいれてQOLを高める!

2017年2月27日 • Mind & Heart

立春も過ぎ、暦の上では冬から春へ。立春とは、1年を24等分して現された二十四節気(にじゅうしせっき)という旧暦1つで‘春のスタート’を意味します。まだまだ冷たい風も吹いていますが、外を歩くと甘い香りを纏う梅や、ピンク色に包まれる早咲きの河津桜が咲き、オフィス街や商業施設も明るい色の装飾で彩られていてわくわくしますね。

季節の繊細なリズムを意識すると、毎日の生活の中に新しい発見があり、そこにはより楽しく豊かになれるヒントもたくさん詰まっています。

七十二侯を取り入れる

春夏秋冬・二十四節気以外にも、日本の四季を豊かに現した七十二侯(しちじゅうにこう)をご存知でしょうか。七十二候とは、古代中国で考案された季節を表す方式のひとつ。二十四節気をさらに約5日ずつの3つに分けた期間を指します 。 1

たとえば3月25日から29日までを現す七十二侯は、「桜始開(桜はじめて開く)」。これは桜の花が咲く頃をあらわしています。毎年、桜の開花に早い遅いはありますが、ほぼ同じ頃ではないでしょうか。

七十二候を見てみると、行事をはじめ、食や植物などは、四季のリズムとともにあることに改めて気付かされます。現代の社会生活では、従来の12カ月に渡るカレンダー利用が常ですが、さらに細かく季節を表現した七十二侯を生活に取り入れることで、私たちに本来備わっている「五感」で感じる力がさらに高まり、生活にメリハリをもたらしてくれるでしょう。

七十二侯・実践編!

七十二侯を毎日の生活に取り入れてみませんか?

① 侯を読み、イメージする

七十二侯では先にあげた「桜始開(桜はじめて開く)」のように、侯を読むと、季節やその時感じ得ることが表現されています。

5月5日~9日「蛙始鳴(蛙始めて鳴く)」
田んぼなど水がある場所でカエルが鳴きはじめる様子。

5月5日は立夏。自然のリズムをイメージすると、カエルがいるエリアの方もそうでない方も暦を見るだけで、そろそろ鳴く頃かも……と夏の訪れを感じられるでしょう。

② 旧暦のリズムから「いのち」を慈しむ気持ちを高める

七十二侯で表現された言葉とあわせて、今はどんな時期なのかな? と周りを見渡してみてください。

7月2日~6日「半夏生(はんげしょうず)」
読みこそ違いますが字の如く、半夏(からすびしゃく)が生えはじめる頃のこと。

農家さんにとっては大事な目安、田植えを終わらせる時期です。田植えから稲刈りまで、農家さんが長い時間と労力をかけて作ってくれていることへ意識が向きませんか? 意識すること自体は何気ないことかもしれませんが、感謝の気持ちが湧いて、大切に食べることを通して生命や自身を慈しむような温かい気持ちになっていきます。

③ 旬の食材を積極的に摂りいれる

簡単でオススメな方法は「旬は何だろう?」と見渡すことです。七十二侯には、食と直結した言葉は少ないですが、含まれている時はチャンス!

9月2日~6日「禾乃登る(こくものみのる)」
稲が実り稲穂が垂れる頃のこと。また、稲や麦、栗など穀物のこと。

実りの秋の到来が侯で読み取れますね。ぜひお買い物に行って、旬の食材は何があるかな~と探してみてください。旬の食材は新鮮でおいしいことはもちろん、栄養価も高い。年間通して収獲される食材であっても、本来の旬の時期は収獲量が多くなるため、普段よりも安く買うことができるのも魅力です。

このように細やかな季節のうつろいを意識すると、日々の変化にも敏感になります。そして日々の変化に敏感になると、心に余裕や落ち着きが生まれ、自分自身の変化にも気づきやすくなるのです。七十二侯を通し、季節の変化を楽しみながらQOLを高めていけたら素敵ですね。

※七十二侯の日付は年によって多少の変化があります。(今回は2017年で記載)

※参考文献:
・白井明大/日本の七十二侯を楽しむ -旧暦のある暮らし-


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