MENU
お近づきのしるし

お近づきのしるし

2014年3月13日 • Mind & Heart

私が以前勤めていた会社で、他部署から私の所属する部署へ配属になった先輩がいました。元々実直な人柄や仕事ぶりで定評があった彼。新しい環境での初日に、爽やかな笑顔で部員にお菓子を配りながら挨拶回りをする彼を見て、イメージ通りの人だと思ったのを覚えています。

そんな先輩が私の席までやってきた時、話しやすい雰囲気に親しみやすさを感じましたが、人見知り気味だった私の心を瞬時に開いてくれたのが、お菓子を渡された時の、

「これ、お近づきのしるしです。どうぞ食べてください」

という言葉でした。

「お近づきのしるし」は、儀礼的な挨拶と言ってしまえばそれまでかもしれませんが、本来なら相手との距離を縮めたいという気持ちを込めて使うもの。だからこそ、何だか気恥ずかしさを感じて、私は一度も使ったことがありませんでした。

でもこうして実際に言われてみると、温かみのある素敵な表現だなと思いましたし、ストレートに気持ちを表現できる先輩がうらやましくも思いました。

以前、キャサリン妃が自分と同じ7月に出産予定という話を聞いて、親近感を覚えたというキム・カーダシアンが、「お近づきのしるし」のギフトにメッセージを添えて贈ったそうなのですが、意外にもキャサリン妃は悪い気がしなかったらしく、それからというもの、ウィリアム王子にからかわれながらも、キムのリアリティ番組『Keeping Up with the Kardashians』を見るようになったのだとか。 1

そう考えると、お近づきのしるしという言葉や思いや行為は、生き方も考え方もタイプも全く違う2人の距離さえ縮めてくれる効果があるのかもしれません。

脚注:

  1. ピーリング麻里子、【イタすぎるセレブ達】キム・カーダシアンから“お近づきのしるし”を受けたキャサリン妃。実はキムの番組のファンだった!?、TechinsightJapan、2013年4月13日

« »