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映画『25年目のキス』 ~愛とは時間がかかるもの~

映画『25年目のキス』 ~愛とは時間がかかるもの~

2013年9月18日 • Movies & TV, Romance

愛を育むには時間がかかります。愛した人を忘れるのにも時間がかかります。そして、愛を見つけるには特に時間がかかると思います。

私は、彼氏ができないことについて悩んでいる友達に、「彼と出会うのに、ちょっと時間がかかってるだけだよ」という言葉をかけることがあります。そんな風に思うようになったきっかけが、映画『25年目のキス』にありました。

(以下結末の記載を含みます)

この映画のストーリーは、ドリュー・バリモア演じる、新聞社に勤める真面目なジョジーが、地元の高校に生徒として潜入し、ティーンの実態を取材するところから始まります。でも高校時代はルックスのせいでいじめられ、25歳になるまで男性と真剣に付き合った事もキスした事さえなかった彼女。

そんなジョジーの2度目の高校生活も10代の時と同じ悲惨でみじめなものに。でも学校中の笑いものになってしまった彼女に、マイケル・ヴァルタン演じる英文学教師のサムは優しい言葉をかけ続けます。そんな優しくて知的なサムに自然と惹かれていくジョジー。そして、サムもジョジーの秀でた感性と知性に惹かれていきます。

先生と生徒という関係上、決してオープンに出来ない2人の感情は積もるばかり。そんな2人の関係は、見ている側をも切なく、ドキドキさせてくれます。

また、記者として、一人の女性として、様々な高校生活の問題に立ち向かい、少しずつ自分に自信をつけていくジョジーの姿にはとても勇気付けられます。「他人と比べないこと、自分の力を信じること」の大切さを教えてくれる作品だと思います。

さて、そんな映画の終盤で、野球場で告白をするためにサムを待つジョジーの元へ、来ないと思われていた彼が姿を現すのですが、ジョジーを見つめてサムが発した一言が本当に素敵でした。

遅れてごめん。ここに来るまでにすごく長い時間がかかったんだ。
Sorry I’m late. It took me forever to get here.

これは、「君に出会って恋に落ちるのは運命だったのに、そうなるまでに時間がかかってごめん」という意味が込められた言葉でした。

そして、その意味を察したジョジーが、「どういう意味か分かるわ」と返していたのですが、この2人のやり取りを見て、愛を見つけるのには時間がかかるということ、そして本当に愛する価値のある人は待つ価値のある人だから、焦らなくても大丈夫なんだ、ということを教えられたような気がしました。

シングルであることに不安を感じない人はいないと思います。でも、孤独の時間を楽しんだりシングルライフの小さな幸せを感じながら、「彼と出会うのに、ちょっと時間がかかってるだけ」と、自分を少しでも勇気づけられるくらいになれたらいいですね。


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