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飾らない美しさ

飾らない美しさ

2012年9月10日 • Beauty, Mind & Heart

先日ランチの後に、歯磨きとメイク直しをしようとビルの中のトイレに入ったところ、私と同じように歯磨きとメイク直しをしようとする女性で、洗面台の前はいっぱいでした。

そこに入ってきたのが初老の女性。ビルの中にある病院へ立ち寄る前だったようなのですが、どうやら鏡を使いたい様子。そこで私がどうぞ、と声をかけると、「あら、ごめんなさいね。髪の毛がちゃんとしてるか見たかっただけなの。どうかしら?私の髪、大丈夫かしら?」と少しはにかみながらも私の目をまっすぐ見つめてくる彼女にはっとさせられ、内面の美しさや、女性としての「飾らない美しさ」を感じました。

彼女に化粧っ気はありませんでしたが、それはただ単に病院に行くだけだったから、ということかもしれません。それでも身だしなみとして髪の毛を気にするその女性らしさや、そこから生まれる微笑みやその表情がとても魅力的で、心を動かされました。

この女性を見て私が思い出したのが、去年訪れた戸隠神社のこと。戸隠神社は豪華絢爛な朱塗りの神社とは違い、塗りのない社殿が特徴的なのですが、その姿に化粧をしていない女性を見たような気がしました。一見無防備に見えるけれど、同時に芯の強さ、真の強さがあって、素であること、「我がまま」であることに対する自信のようなものさえ感じました。

化粧は女性が本来持っている美しさを引き出してくれるもの。身だしなみという意味でも女性には欠かせないものです。でも内面の美しさが伴わなければ、いくら完璧に化粧をしても、上辺だけを飾ることになり兼ねないですよね。内側からの輝きは、自分を知ること、自分を大事にすること、自分を愛することから自然と生まれるように思います。

自己愛から生まれる内面の美しさについてはまた改めてじっくりと考えてみたいと思いますが、私は笑いジワの増えた目元にせっせとアイクリームを塗りながらも、年を重ねることに悲観的になるのではなく、「よしよし。いっぱい笑って生きてきた証拠だ」なんて自分に声をかけたりしています。ちょっとしたことかもしれませんが、これが実際心にプラスに働いています。

そして、そんなことを積み重ねながら、私もあの初老の女性や戸隠神社のように、飾らない美しさを手に入れられるようになりたいなと思いました。


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