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五感の達人から学ぶ‘ロービジョン’という世界

五感の達人から学ぶ‘ロービジョン’という世界

2016年10月14日 • Mind & Heart

突然ですが「ロービジョン」という言葉をご存知でしょうか。ロービジョンとは、視覚に障がいがあるため、生活に何らかの支障を来していることを指します。弱視・視覚障がいという言葉で表現されることもあります。正直、私はこの言葉をロービジョンの方とお話しをするまで知りませんでしたし、白杖や障がい者手帳を持っていることも知りませんでした。そんな最近の私は、ロービジョン者であるMikiさんから、日常の気づきや気持ち、ロービジョン者ならではの悩みを教えてもらっています。

お互いさまの精神で積極的にサポートを

白杖を持たなくても歩くことができるMikiさんは、最近になってようやく白杖を持ち始めました。ところが白杖を持っていないと、誰もMikiさんが視覚障がい者であるとは理解してくれません。当然、以前の私もわからなかったことでしょう。今はロービジョンの方の苦労を多少は知ることができたため、白杖を持っていない人が街中にいたとしても、何か困っている素振りをしている人がいたら、積極的にサポートしようとする意識は以前よりも強くなりました。

ロービジョンの方はカフェでメニューをオーダーする時は、拡大鏡を使ったりメニューを目の前に近寄せたりして内容を把握しています。もし、ロービジョンの方を少しも理解できていなければ、変わった人、という見方をする人も出てくることでしょう。後ろで並んでいたらメニューを声に出してあげたり、ショップ定員であれば率先してお手伝いしてあげたり、さりげないサポートができるといいですね。

“声に出して断られたら恥ずかしい”ということもあるかもしれませんが、人生、お互いさまの精神です。その時は断られたとしても、お手伝いする気持ちがあるだけで、いつか誰かが違う形でサポートしてくると思えたら、声に出すことも気楽にできるようになるのかもしれませんね。

「知ること」は相手を理解することの第1歩

こうして意識をするようになると、白杖を持った方があちこちにいることに気づくと思います。私もMikiさんに出会うまでは、それほど気にしていませんでしたが、今ではすぐ目に飛び込んできて、お手伝いが必要かな?と、とっさに思う自分がいます。

知らなければ気づかない世界かもしれませんが、知っていることでサポートできることがずいぶんと増えます。周りのロービジョン者や視覚障がい者をはじめ、電車で大荷物を持っている女性、赤ちゃんを抱えているお母さん、具合悪くて座り込んだ男性……というように、サポートを必要とする人はさまざまです。まずは、知ること気づくことから始めて、何か困っているような方へのお手伝い、支え合いが自然とできる社会になったら素敵ですね。


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