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恋愛のヒントになる心理学

恋愛のヒントになる心理学

2013年4月23日 • Romance

好きな人と価値観やフィーリングが合えばそれだけで満足!と思いますが、好きになればなるほど、もっと相手との距離を縮めたいと思うのは自然なこと。

そんな時に頭の片隅に置いておきたいのが恋愛心理学。

恋愛心理学には、カップルの距離を縮める、関係を円滑にするといったことが実証された興味深い効果がいくつかあります。

そこで今日は、付き合いはじめの「ハネムーン期」にあるカップル、付き合いの長いマンネリ気味なカップル、そして相手との微妙な距離感を縮めたいと感じている片想い中の方にも、ヒントをくれて簡単に実践できる恋愛心理学の効果をご紹介いたしますので、ぜひ参考までにご覧ください。

1. 暗闇効果(Deviance in the Dark

アメリカの心理学者が行った下記のような実験があります。

男女4名ずつを 「明るい部屋」 と 「明かりを落とした部屋」 に入ってもらって観察したところ、明るい部屋に入ったグループには適当な距離感があり、、会話も当たりさわりのない内容になりました。一方、暗い部屋に入室したグループは、最初は離れて座っていたものの、やがて距離が縮まり、スキンシップをしたり、話題も個人的な内容に発展しました。

この実験が証明したのは、暗闇(夜)が心の壁を取り払ってくれるということ。暗闇の中で不安感や寂しさを感じて、他人と触れ合いたいという欲求が行動に表れたり、暗闇で自分が誰かに見られているという不安を感じることがなくなり、気分が開放的になるという人間の心理が働いています。

レストランやバーの照明が暗いのは、この暗闇効果を狙ったもの。夏祭り、花火、キャンプファイヤーなどにも同じ効果があります。 1

2. 吊り橋効果(Love on a Suspension Bridge

「恋の吊り橋理論」とも呼ばれるこちらは、カナダの心理学者によって実証されたもの。

実験は、18~35才までの独身男性を集め、渓谷に架かる揺れる吊り橋と揺れない橋の2ヶ所で行われました。男性にはそれぞれ橋を渡ってもらい、橋の中央で若い女性が突然アンケートを求め話しかけ、その際「結果などに関心があるなら後日電話をいただけますか?」と電話番号を教えました。すると、揺れる吊り橋を渡った男性からはほとんど電話があったのに対し、揺れない橋を渡った男性からはわずか一割程度でした。これは、揺れる吊り橋を渡った緊張感によるドキドキが、一緒に渡った相手へのドキドキと勘違いして恋愛感情だと思い込んでしまう心理作用です。

確かにジェットコースターやお化け屋敷などで、興奮や緊張を感じると、隣にいてくれた人に不思議と一体感や親近感を覚えること、ありますよね。

ただ、吊り橋効果で恋愛が発展しても、多くの場合長続きしないとも言われています。それは、一時的な緊張状態で引き起こされた興奮が理由での恋愛では、継続的な恋愛には発展しにくいからです。ただし、恋愛とは様々な条件が重なって発展していくものなので、全てのケースに当てはまるわけではないようです。 2

そう考えるとこの効果は、長く付き合ったカップルにオススメなのかもしれません。映画、ディナー、ショッピングなど、お決まりのデートをするのではなく、初めてのところや非日常的なところを訪れてみるだけで、相手がいつもより違って見えてドキドキしたり、違う体験をすることで2人の距離が縮まったりして、マンネリ解消につながりそうですね。

 

3. フィーリング・グッド効果(Peanuts and Pepsi experiment

こちらは恋愛だけでなく、ビジネスでも応用できる心理学です。

「ピーナッツ&ペプシ実験」とも呼ばれるこちらは、アメリカの心理学者が「学生の読書傾向を調べる」との名目で、書評を学生に読ませるところから始まりました。 一部の学生にはピーナツとペプシを出し、残りの学生には何も提供しなかったところ、飲食しながら書評を読んだ学生には、その評論に賛成する傾向が表れ、逆に何も口にしなかった学生は反発するという反対の結果になりました。

これが実証したのは、人はものを食べている時、無意識のうちに気持ちが緩み、相手の意見や要求を受け入れやすい状態になるということ。

食べることは人間の本能ですよね。何かを食べている時(特においしいもの)は、気分が良く開放的になって(feeling goodの状態)、良い気分のまま相手を評価するので、相手に対しても好意を持つという心理作用があります。

片想い中の方は自己アピールをしたい時に、パートナーがいる方は相手にお願いごとをしたい時に、ビジネスシーンでは交渉を有利に進めたい時に、「フィーリング・グッド効果」が役に立つかもしれません。

ちなみに話を切り出すタイミングは、相手が一番無防備になる瞬間と言われている料理が運ばれてきて食べ始めた時がベストと言われています。 3

脚注:

  1. Kenneth J. Gergen, Mary M. Gergen and William H. Barton、Deviance In The Dark、Psychology Today, October 1973
  2. Donald G. Dutton、Arthur P. Aron、Some evidence for heightened attraction under conditions of high anxiety、Journal of Personality and Social Psychology 1974, Vol. 30, No. 4, 510-517
  3. Irving L. Janis, Donald Kaye, Paul Kirschner、”Facilitating effects of “eating-while-reading” on responsiveness to persuasive communications“、Journal of Personality and Social Psychology 1965, Vol. 1, No. 2, 181-186

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