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Let it Be ~“あるがまま”を受け入れる~

Let it Be ~“あるがまま”を受け入れる~

2013年11月13日 • Mind & Heart, Music

かつてビートルズはインド思想に魅せられ、1968年に心の平安を求めてインドへヨガの修行に行っています。そのため、ビートルズの名曲の数々はインド思想に影響を受けているものが多いと言われています。また、2000年以降もポール・マッカートニーやリンゴ・スターはメディテーション(瞑想)の普及チャリティ活動も行っています。 1 そして、“Let it Be”は、ポール・マッカートニーが分裂状態になりつつあるビートルズに悲観していた頃、ポールの亡き母メアリーが降りてきて「あるがままを あるがままに (全てを)受け入れるのです」とささやき、そのことにインスピレーションを受けて書いた曲だと言われています。 2

ところで、私たちが毎日生活をするうえで起こる不満や怒り、不安や恐れといった感情の揺れ動きを出来るだけ減らして、安定した心を常に持ち続けるためにはどうしたら良いのでしょうか。

不満や怒りの感情にはその手前の感情として、“期待”があります。そして、大切な人であるほど“期待”があがるのです。もし、相手に対して不満や怒りの感情が生まれたのなら、それは大切な人だという証拠です。だから素直に“期待”をしていたことを伝えたらいいですね。相手を傷つけてしまったのならば、自分も同じように傷つくのですから、“期待”という愛情を伝えて、そこから「残念だった」「悲しかった」「寂しい気持ちになった」と伝えることで、相手も自分も幸せな解決へと進むことが出来るのではないでしょうか。

そして、自分とは違う相手に対して自分と同じ考えでいて欲しい、自分の望むようになって欲しいという“期待”は、そこに「自分が」という考え方があるから生まれます。「自分が」とは自我(エゴ)のことを言います。なので「自分が」をなくしてみる。“依存”や“見返り”を手放す。そうすれば、心は自由で軽くなります。自我(エゴ)に縛られずにニュートラルな自分で景色を見ると“事実”だけを捉えることができ、不必要な感情に振り回されることがなくなります。“あるがまま”を受け入れることができるのです。

また、不安や恐れといったネガティブな感情の多くは“事実”ではなく、「~に違いない」「きっと……だから」という“推測”でしかないのです。自分の頭の中で勝手に思い進んだストーリーであって、“事実”ではないことが多いのです。生きていれば誰もが、思うようにならない現実に涙をこらえて頑張っている時もあります。推測しているとき、私たちは見えない敵と勝手に戦っていることが多いのです。同じ悩むなら“事実”について考えてみてください。

自分や周りに優しくいられるためには……期待をするのではなく、現状を“受け入れる”のです。目の前で起こる出来事も、自分の波立つ感情も否定せずに、“ただただ観察”してみましょう。エゴや執着を手放して“縛られない、無理をしない、誰のせいにもしない”ココロを育てるのです。“良い悪い”も“好き嫌い”もない、静かな自分を見つける。「こう」だと決めない自分はリラックスした状態です。どんな状況や環境にも振り回されず、安定した優しい毎日を送ることが出来ます。

あなたはあなたが好きですか。周りに認められるために演じたり、一生懸命愛されようとして頑張ったり、本当の自分や等身大の自分を失くしていませんか。あなたはあなたらしく生きられていますか。あなたはあなたでいいのです。良いところも悪いところもひっくるめて“あるがまま”の自分を受けとめてあげませんか。幸せも悲しみも苦しみも味わってきた全部が“自分”なのですから。

人知れず頑張ってきたことは、人が知らなくても自分は見てきたでしょう。幸せに向かって一生懸命に生きている自分を優しく受け入れてあげてください。自分の一番良き理解者が自分であるというところから“あるがまま”を受け入れることが始まるのです。

人は完璧じゃないから良いのです。それが“個性”です。今の自分を受け入れることで“あるがまま”の幸せに向き合うことが出来ます。他人と比較して自分を見失わないで欲しい。偽って生きようとしなくていい、弱い自分にきちんと向き合うことの方が大事なのです。あなたはあなただから素晴らしい!

より良く、より深く、より実り多い人生を……


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