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酸っぱいレモンをもらったら、甘くて美味しいレモネードを作ればいい

酸っぱいレモンをおいしいレモネードに

2013年12月25日 • Books, Food & Drinks, Mind & Heart

アメリカにアレックスちゃん(アレクサンドラ・フリン・スコット)という女の子がいました。彼女は1歳の誕生日を前に悪性の小児がんを発症。腫瘍摘出手術をしたものの再発してしまい、抗がん剤治療などの化学療法に耐える日々が続きました。

アレックスちゃんが4歳になったころ、テレビを見ていた彼女の目に飛び込んできたのは、レモネードを売ってお小遣い稼ぎをする子供たちの姿。そこからヒントを得て、「みんなを助けてあげたい。がんのお薬ができるようにお金を病院にあげるの」と、自分と同じようにがんで苦しむ子供たちのため、自宅前に”アレックスのレモネード・スタンド”を開き、レモネードの販売をはじめました。そんな彼女の話はあっという間に広まり、1日のレモネードの売上は2,000ドルに達しました。

症状が悪化して家族全員で治療のために病院の近くに引っ越した後も、アレックスちゃんの試みは続きました。治療の副作用に苦しみながらも決してあきらめることのなかった彼女。2004年には100万ドルの売上を目指して頑張る彼女の姿に感銘を受けた人達によって、アメリカ全50州で”アレックス・レモネード・スタンド”の店がオープン。企業の支援もあって、売り上げ金や募金の額はゴールにどんどん近づいていきました。

何があっても諦めることなく全力で活動を続けたアレックスちゃんでしたが、2004年8月、家族に見守られて静かに息を引き取りました。そして彼女が去って10年近くが過ぎようとする今でも、遺志を受け継いだ家族、友人、全米中の子供たちによって、その活動は続いています。 1 アメリカから広まりを見せ、日本でも「レモネードスタンドジャパン」が設立され、小児がんの啓発・研究、募金活動、レモネードスタンドのイベントなどが行われています。

アレックスちゃんの苦しみは想像を絶するものだったと思います。それでも生まれてからずっと、小さな体で、大人でさえ耐え難い化学療法に耐え抜いただけでなく、常に他の子供たちのことを親身に考えて行動し続けた彼女の大きな愛情、思いやり、強さには、勇気と感動を覚えます。そして彼女が残してくれたポジティブなメッセージに、考え方ひとつで物事は大きく変わる、ということを教えてもらいました。

酸っぱいレモンをもらったら、甘くておいしいレモネードを作ればいいの!
When life gives you lemons, just make lemonade!

– アレックス・スコット

人生は考え方次第。一年が暮れゆくこの時季に、一度自分の物事の捉え方を見直して、心新たに新年を迎えませんか? 人生に悩みや不安はつきることはありませんが、アレックスちゃんのことを考えると「下を見るんじゃなくて、上を向こう!」ときっと意欲も湧いてくるはずです。

お子さんのいる方には、アレックスちゃんの生涯とレモネードスタンド運動を描いたノンフィクション絵本、ちっちゃなアレックスと夢のレモネード屋さんちっちゃなアレックスと夢のレモネード屋さん』もおすすめです。強くて優しい彼女のお話をお子さんに読み聞かせながら、大事なことを教えてあげてください。

また、この時季は「歳末たすけあい運動」も各地で盛んにおこなわれています。自分のすぐ近くにも助けを必要としている人が多くいることを認識して、前向きに、積極的に支援をしたいですね。小さなアクションでもたくさん集まれば大きな変化を生み出します。だから支援の度合いは関係ありません。大切なのは、思いやりを「おすそわけ」する心を忘れないことだと思います。

最後にこの季節にぴったりの、心と体がぽかぽかと温まる「ホットバター・レモネード」のレシピをご紹介です。 酸っぱいレモンをおいしいレモネードにする、幸せな感覚を味わってみませんか?

ホットバター・レモネード
 
下ごしらえの時間
調理時間
合計時間
 
分量: 4人分
材料
  • 水:3カップ
  • レモンの絞り汁:3/4カップ
  • 砂糖:2/3カップ
  • レモンピール(すりおろしたもの):大さじ1杯半
  • バター:大さじ1
  • レモンスライス:4枚/シナモンスティック:4本(お好みで)
作り方
  1. 鍋に水、レモンの絞り汁、砂糖、レモンピールを入れ、砂糖が溶けるまで中火で温める
  2. カップにレモネードを入れ、1カップにつき大さじ1/4のバターを溶かす
  3. お好みでレモンスライス/シナモンスティックを入れて完成

脚注:

  1. アレックス・スコット、ウィキペディア

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