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「幸感力」インタビューVol.2 「女性の綺麗をお手伝いするのが私の生きがい! ヘアメイクアーティスト 清水美知さん」

「幸感力」インタビューVol.2 「女性の綺麗をお手伝いするのが私の生きがい! ヘアメイクアーティスト 清水美知さん」

2015年2月10日 • 「幸感力」インタビュー, Beauty

幸感力インタビュー

「幸感力」インタビューの第二回目は、雑誌やカタログを中心に活躍している、ヘアメイクアーティストの清水美知さんにお話をうかがいました。清水さんの過去の経験や学んできたこと、ご自身の経験からの考え、そして「幸感力」を高めるヘアメイクも教えてもらいます。

プロフィール
清水美知(ヘアメイクアーティスト)
1968年生まれ。A型

1988年:資生堂美容学校卒業後、FIX-UP入社 サロンワーク開始
2001年:ヘアメイクアーティストとしてデビュー サロンワークと両立
2008年:FIX-UP退社 フリーのヘアメイクとして独立
2012年:ブライダルヘアメイクをスタートする

<ホームページ>
http://michishimizu.com

自分の力不足を痛感した。でも、願いは強く思い努力すれば必ず叶うことも知った。

– 清水さんがヘアメイクアーティストを志したきっかけを教えてください。

清水美知さん(以下 清水 敬称略):私は商業系高校に通っていたのですが、卒業したら自立をしたい、手に職をつけたいと思っていました。美容の仕事に興味があったため、まずは美容部員になろうと思い、2社ほど採用試験を受けたのですが、どちらも落ちてしまったのです。卒業が迫っていたため、進路を悩んでいたところ、学校でとある美容学校の資料を発見しました。それが母校である、資生堂美容学校です。いろいろ調べて、進路はここにしようと決めました。しかし、両親には「不器用なんだから出来るはずがない。苦労するに決まっている」と反対されてしまったのです。私には妹がいるのですが、その頃、妹は昔からの夢である獣医になるべく、地元でもトップクラスの進学校に通い、獣医学部のある大学を受験するという進路を決めて、まさに夢を叶えようとしていました。私も頑張りたいと両親を説得し、資生堂美容学校を受験することの承諾を得ました。その後見事合格し、長崎から上京して寮に入り、ヘアメイクアーティストとしての第一歩を踏み出しました。

清水美知(ヘアメイクアーティスト)現在は休刊されていますが、当時、『オリーブ』という雑誌が大好きでした。その憧れの雑誌でヘアメイクの仕事がしたいと思い、卒業後は雑誌でも活躍しているヘアメイクさんがいるサロン、FIX-UPに入社し美容師として働き始めました。ヘアメイクアーティストとしてデビューをしたとき、『オリーブ』の仕事がしたくて、二度にわたって営業をしました。その結果、巻頭のファッションページの撮影が決まり、しかもその中の1ページが表紙になったのです。ほんとうに嬉しくて、発売日の前日には、自分がヘアメイクを担当した『オリーブ』で書店の棚一面がいっぱいになっているという夢まで見たほどです。

学生時代から努力してきた経験の全てが、やればできるという実感を与えてくれました。そして、願いは強く思えば必ず叶う。私自身の経験から、そう思うようになったのです。

– 学生時代、アシスタント時代の心に残っているエピソードはありますか?

清水:このようにお話すると、順調に進んできたように聞こえるかもしれませんが、学生時代も就職してからも苦労はありました。やってみたら色々なことができなかった。人よりもできなかった。だから人一倍努力してきました。学生時代、私は実家から仕送りをもらっていたのですが、その仕送りを追加料金がかかる追試には使いたくなかったので、日々勉強に励みました。寮は22時に消灯だったのですが、遅くまで勉強するときには、ロウソクを使用していたことも。ある時は居眠りをして前のめりになり、そのロウソクの火で髪の毛が燃えてしまったというハプニングもありました(笑)。

サロンでのお仕事はアシスタント業務から始まります。シャンプーをはじめ、掃除から何から何でも、とにかく頑張りました。アトピー持ちなので手から肘までが常に荒れていましたね。それでも、できるようになるまで、とことんやる。できるようになったら、やってきたことを忘れないようにさらにやる。その繰り返しがプロフェッショナルな技術になっていくと考えています。

– ヘアメイクを作る上で大切にしていることはありますか?

清水:撮影現場では、ヘアメイクは1日の仕事の始まりです。メイク中は、モデルさんのモチベーションを保ったり、リラックスした環境を提供するために、使用する化粧品や道具には特に気を使っています。化粧品は肌に直接触れるものなので、その香りや使用感は特に大切にしています。また、常に新しい物もリサーチしています。撮影中、モデルさんの私物のアクセサリーを置いておくための可愛いアクセサリーケースも持ち歩いていますよ。

幸感力を高めるヘアメイクとは

– 清水さんが考える「幸感力」を高めるヘアメイクを教えてください!

清水:女性にとって、褒められたり自信が持てるようなヘアメイクが「幸感力」につながるのではないでしょうか。例えば、ヘアメイクを少し変えたら、人から褒められてモチベーションが上がるなど、ヘアメイクをするということは気分を変えたり、素の自分とは違う自分になる方法です。

手法的なことでは、ファンデーションの後にまずチークを入れてみましょう。チークをフワッとのせると、それだけでお顔が明るくなり幸せな気分に。それから眉毛を描き、アイメイク。チークを先に入れておくと他のパーツをやり過ぎてしまうこともないので、ナチュラルに仕上がります。「まずフワッとチーク」でメイクをしている最中から幸せを感じてみてください。「幸感力」を高めるためのメイク方法、私からのご提案です。

私の幸感力を高めているもの

– マイナスな出来事でもいつもプラスに捉えている清水さん。そのモチベーションの秘訣は何ですか?

清水美知さんと愛犬太郎清水:嫌なことがあってもそこにとどまらないことです。後悔したり、後に戻るのを止めたんです。半年先のことを考えるようにしたら、気が楽になりプラスの方向に向くようになりました。

そして、愛犬“太郎”が私の元に来てから、価値観が変わったように思います。太郎が私の世界を広げてくれました。月に一度はボランティアのセラピードッグのために、太郎と一緒に老人ホームを訪れているのですが、太郎の寝顔をみていると幸せな気持ちになれるんです。

清水美知さんのお花のある生活また、自宅にいいエネルギーを取り入れるために、部屋にはお花をたくさん飾っています。お花の蕾が咲いたり、葉が開く。そういうことへの気付きや、生命の力が持つエネルギーを感じることも大切だと実感しています。

– 清水さんが最近、特に大切にしていることを教えてください。

清水美知さんの食器清水:最近大切にしているのは食事です。食事は日常であり、上手く作れたほうがいい。手を動かすことが好きなので、レシピを調べたり、料理の本を読むだけではなく、最近は料理教室に通って技術を学んでいます。器にもこだわり始めました(笑)。太郎の食事も、国産で生産者がわかる食材を使ったものを与えています。

– 今後の夢や目標を教えてください!

清水:二年前からブライダルヘアメイクを始めて、とてもやりがいを感じています。今後は、これから結婚を考えている方や、就職活動中の方々に向けた企画をしたり、セミナーも開講していく予定です。昨年から勉強しているフィトテラピー(植物療法)もいかして、ヘアメイクをメンタル面からのサポートも含め、トータルでアドバイスしていけるような環境をつくり、持っている知識や技術を女性の人生の様々なステージに活かしていければと思っています。

実家に帰省したとき、東京に戻る前日の夜に必ず母の眉カットと髪のブローをしているのですが、いつも母は喜んでくれるし、綺麗にしてあげるととても嬉しそう。その母の様子から気づいたのですが、何歳になっても女性にとって「綺麗」は大切なことです。そして母を通して改めて気づくのです。私は人を綺麗にしてあげるヘアメイクという仕事が大好きだということに。

取材・文・撮影/成松 阿留奈


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