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イラストレーター・トシダナルホさん

Lealta「幸感力」インタビュー Vol.11 『好きなものは、綺麗なだけじゃない何か』イラストレーター トシダナルホさん

2016年1月27日 • 「幸感力」インタビュー, Books, Work

今回のインタビューはイラストレーターのトシダナルホさん。女性誌の表紙を飾るトシダさんのイラストを目にしたことのある方も多いと思います。イラストレーターになったきっかけや日々意識していること、「幸感力」についてお聞きしました。

プロフィール
トシダナルホ イラストレーター
2000年からフリーのイラストレーターとして活動中。主な活動は子供から大人まで幅広い年齢層の女性向ファッション誌や書籍の挿絵表紙イラスト、玩具イラスト、文房具・グッズデザイン、広告、CDジャケットなど。2009年度CWCチャンス展セミファイナリスト。2011年度CWCチャンス展ファイナリスト。
公式HP:http://www.toshidanaruho.com
Twitter: @n_toshida
Instagram: naruhotoshida

在学中から営業活動を始め、イラストレーターに

-イラストレーターになった経緯と現在の活動について教えてください

トシダナルホさん(以下 トシダ 敬称略)向学心が旺盛だった私は、学費を貯めるために高校を卒業してから一度就職しました。2~3年ほど働いて学費を貯めようと思っていたのですが、高卒で就職し貯蓄できる金額はたかが知れていて、四年制大学に行くほどは貯めることができませんでした。元々、絵を描いたり、物を作ったりすることが好きで、学費を貯めている間にイラストレーターになろうと思い始めたのがきっかけです。

学生の頃は美術部に所属していました。趣味で手芸もしていて、学校に持って行くサブバックを作ったり。お友達の分も作ってあげたこともあります。OLとして働いている時にも、買った服を参考にイラストを描いて、それを先輩に見せたりしていました(笑)。三年間OLとして勤めた後、専門学校に入学しました。ちょうどその頃、姉が「セツ・モードセミナー」に通っていました。多数のイラストレーターを輩出している学校で、私もよく遊びに行かせてもらい、姉の友人たちと親しくなりました。そこには在学中から、プロのイラストレーターとして活躍している人が何人もいました。どうやったらプロのイラストレーターになれるのかを目の当たりにすることができて、イラストレーターという仕事が身近にもなっていました。「セツ・モードセミナー」で親しくなった方々の影響を受け、私も専門学校の2年生から営業活動を始め、すぐに宝島社「SPRING」からお仕事をいただきました。これが私のイラストレーターとしての最初のお仕事です。

現在は、女性向けファッション誌・美容系書籍の表紙や挿絵、子供向けの雑誌や玩具に絵を描いています。オリジナルグッズのデザインや販売もしています。オリジナルiPhoneケースや、オリジナル付箋を作っているので、手にとっていただけると嬉しいです。

マガジンハウスanan 1838号1860号

マガジンハウスanan 1838号1860号

お仕事でつくったカレンダーANQノベルティカレンダー2014

お仕事でつくったカレンダーANQノベルティカレンダー2014

健康を保つことは「幸感力」に繋がる

-オンオフの切り替えや忙しい時期の休息のとり方、普段の休日の過ごし方を教えてください

トシダ:フリーランスのイラストレーターになると決めた時点で、本当の意味での日曜日は捨てました。オンオフの切り替えはしていません。好きな事を仕事にしているし、向上心からなのか、どこにいてもどんな状況でもついつい「仕事に使えるか?活かせるか?」と考えてしまいます。仕事が好きなので、「切り替えをしない」というよりは「出来ない」のだと思います。元気じゃないと仕事ができないので、身体は大事にしています。どんなに忙しくても寝ると必然的にオフになれるので、なるべく睡眠は確保するようにしています。起きている間は、常に作品のことを考えていますね。気分転換に仕事の合い間、散歩をします。仕事中は座っている時間が多く脚がむくんでしまうので、歩くことでむくみの解消にもなります。休みの日はレース編みやミシンで服作りなど、仕事とは関係ない物作りをします。布地と絵が好きで、その両方を融合させたいなと思ってコラージュを始めたら、お仕事をいただくこともできました。手芸好きが高じて仕事にもなっています。

コラージュで作ったお仕事用の道具などを小分けにする箱やノート

コラージュで作ったお仕事用の道具などを小分けにする箱やノート

コラージュに使うために集めたボタンやカボション、古い切手など(ごく一部です!)

コラージュに使うために集めたボタンやカボション、古い切手など(ごく一部です!)

-好きなアートティストや作品を教えてください!

トシダ:たくさんあって一番は決められませんが、映画ではチェコの映画監督、ヤン・シュヴァンクマイエル監督の作品が大好きです。皮肉交じりでちょっと怖いんだけれど、アーティスティックなかっこいい作風なんです。同じくチェコのヴェラ・ヒティロヴァ監督作品「ひなぎく」も好きです。内容も大事ですが、映像が綺麗なものが好きです。綺麗なんだけど、綺麗なだけじゃない何かが感じられることも大切。好きで尊敬しているイラストレーターは多すぎて、挙げきれません(笑)そして、本も好き。特に好きなのは、便覧と辞書。言葉が好きなんです。心理描写が豊かな女性作家も好きです。作品の一部として短歌も作っています。

-トシダさんが考える「幸感力」とは、どのようなものだと思いますか?

Lealta「幸感力」インタビュー Vol.11 『好きなものは、綺麗なだけじゃない何か』イラストレーター トシダナルホさんトシダ:「しんどい」ことはしんどいと感じて、「幸せ」なことは幸せと感じることが「幸感力」だと思います。気持ちが平坦だと「幸せ」に気づくことができません。それと、私自身が病弱でその経験から、健康を保つことも大事だなぁと感じています。体調が悪いと、良いことも幸せだと感じづらくなってしまいます。私は健康オタクで、ありとあらゆる健康法を試しているんです! 最近のオススメは、五本指ソックス重ねばきとよもぎ茶です。

ートシダさんが幸せを感じる瞬間はどんな時ですか?
仕事で乗ってる時、良いアイディアが浮かんだ時に幸せを感じます。仕事が終わった後に「素敵なイラストありがとうございます!」と言われると、それだけで報われます。表紙の絵を描いた本のレビューに「表紙に惹かれて買いました」という感想が書いてあると、嬉しくて小躍りしちゃいます! 皆さんに、私の絵を見てワクワクや幸せを感じていただけたら嬉しいです。

最近トシダさんが手がけられたビデオはこちらからご覧いただけます。

“友人のカメラマンとヘアメイク、刺繍作家と、原宿の「ラップネットシップギャラリー」で展示会をしました。そのときに、4人で制作した動画「不思議の国のアリス」。5分程度の動画で、チャイコフスキーのバレエ音楽を場面に合わせてつかっています。日々の憂さや悩みを忘れて、かわいい不思議な世界に浸っていただけたら嬉しいです。”

また記事で紹介したトシダさんのオリジナルアイテムは下記からご覧いただけます。
オリジナルiPhoneケースを販売しています!(¥3,218 税・送料込)
オリジナル付箋のお問い合わせはコチラまで。(1冊¥350 税込)

取材・文・撮影/成松阿留奈


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