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自分自身と手をつなぐ  ~直感を磨いて幸感力をあげる~

自分自身と手をつなぐ ~直感を磨いて”幸感力”をあげる~

2014年3月31日 • Mind & Heart

ヨガの練習では、目には見えない体の感覚に意識を向けて、内側を感じていくことに集中していきます。つまり、五感(見る・聞く・臭う・味わう・触れる)を超えた感覚を使い、見えないものを見る力が養われます。これは、ヨガの練習が日々の生活に生かされる大きな恩恵でもあります。頭で色々考えることよりも、自分自身のハートが動く直感力が磨かれるようになるのです。

いつも周囲を気にして周りにあわせてばかりの日々を過ごしていると、ヨガの練習でもポーズの形ばかりを気にしてしまい、呼吸や体の感覚に意識を向けることが出来ません。自分の本当の気持ちを我慢したり、見ないようにしたり、気づくことを避ける習慣がついてしまうと、外側から見たことでしか自分の満足や役割や価値を見いだせなくなってしまうのです。

また、脳がストレスを感じた時に手っ取り早く満足感を得るために必要以上に食べてしまい内臓が疲れていく等、身体の悲鳴を感じ取れずに健康を害していくのです。

ヨガでは人からどう見えるかではなく、自分がどのような状態であるかに集中します。人と比べず、競わず、自分自身とも闘わずに“自分の今”を観察していきます。頭で考えるのではなく、全身を使って“感じる”のです。気持ちの良い呼吸が途切れないように、自分の心や体が伝えてくれることを感じ取り、今の自分の最も心地良い安定した場所を探していくことで、呼吸を通して心と体をつないでいくのです。自分の呼吸の音に耳を傾けることやドリシュティ(すべてのポーズには視点が定められています)で外側からの雑音を遮断して、感覚のすべてを自分の内側にスゥーっと向けていくことが、ヨガの練習におけるとても気持ちの良い時間です。

このようにして毎日違う自分のココロとカラダのメッセージを全身の感覚で受け取っていくのです。そうすると、ココロもカラダも変化していきます。呼吸が深く出来る位置で“ただただ静観する”ことでマインドが安定してPeacefulな状態が保たれます。この満たされた至福感と究極の癒しによって、必要以上に何かを欲することがなくなります。

自分の内側を見る練習をすることで、自分の呼吸と心をコントロールして感情に支配されない自分が作られます。自分のことを客観的に見ることが出来るようになるため、いつも静かで穏やかです。さらに集中力がアップしてストレスが消えていくため、寝ていても起きていてもリラックスした状態が常に保たれ、充実した日常をおくることができます。ヨガをしている時もヨガをしていない時間も“リラックスしながら集中する”という、自分の心と体のベストポジションにすぐに戻れるのです。

ヨガの根本経典であるパタンジャリのヨーガ・スートラには、「心の作用を止滅することが、ヨーガである。」と書かれています。 1 人の数だけ異なるそれぞれの至福の状態を、理性で考えないで自分自身の直感で信じてみませんか。

生きている限り、いつも迷う。だからこそ、心の声を自分がちゃんと聞いてあげたい。要らないプライドを捨てて、肩肘はらずに、大きく見せようとしなくていい、小さくなる必要もない。“あなたがあなたであること”に満たされていることで自分を信じてあげることができるのではないでしょうか。その自信があなたをハッピーにして内側から輝かせるのです。

脚注:

  1. スワミ・サッチダーナンダ、インテグラル・ヨーガ パタンジャリのヨーガ・スートラ、めるくまーる

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