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今を生きる~感謝と呼吸の “幸感力” ~-2015

今を生きる~感謝と呼吸の “幸感力” ~

2017年3月21日 • Mind & Heart

身体は今、ここに在るのに、心はいつも過去や未来ばかりをフワフワさまよっています。例えば美味しいランチを食べているのに、別のレストランの話や夕食の話をしていたり、休みの夕方には翌日からの仕事を考えてしまい、休みを楽しめなかったり……。

心と身体がバラバラな不調和が様々な苦悩や疾患を生み出します。いつも「忙しい」人は、先のことばかりが心配で、現在に生きていないのです。時間に束縛され、心配や緊張やイライラの状態は、いま目の前の人や物事を大切に出来ずに台無しにしてしまいます。結果、未来も残念なことになります。

今を真剣に夢中で楽しめると、自分もみんなも満たされ、勝手に道は開けていくでしょう。

今を生きる①-感謝-

不安や迷いは未来、後悔やとらわれは過去に意識があって、感謝は現在にいます。たとえ過去の出来事でも、感謝に変わった瞬間、今にもどってくるのです。とらわれから解放されて、喜びや平安で満たされる“感謝”という気づき・調和は、時間という概念を超えるからです。

あなたの中にある“感謝”を見つめてみましょう。「ありがとう」の反対は“あたりまえ”。あたりまえに気づけば気づくほど、感謝でいっぱいです。私たちに常に惜しみなく与えられている空気や注がれている太陽の光。見えないものほど、感じないものほど、私たちを生かしてくれています。大きな自然にありがとう、周囲の人や出来事にありがとう、自分にありがとう。すべてが感謝なのです。

何かをしてもらったからとか、得たり所有したりを超えて、無条件にもうそこに“在る”だけで「ありがとう」なのです。自分がいま、ここにいる。そのことに満たされていると、他人から愛情や称賛を得ることに執着しなくなります。”幸感力”の高い人は“感謝”が多い、今を生きる人です。

今を生きる②-呼吸-

生まれてから死ぬまで無意識で24時間365日、休みなくあたりまえにしている呼吸。呼吸のペースは自分の心の状態を表していて、呼吸に意識を傾けることは、自分を知ること、味わうことです。

呼吸を大切に扱い、ていねいに自分自身に触れていくと、バラバラになっていた心と体と頭がつながっていきます。このクリアな静けさは、忙しさから解放され、いつでも立ち止まれる心、いったん深呼吸するゆとりが生まれ、あなたの穏やかさに笑顔が引き寄せられるのです。何かを急いでいる時は、大切な今を素通りしています。結果、散漫な心は的外れの連続です。

すべては“今”、“今”、“今”が積み重なって作られていく。ただ“今”に集中した結果、思っていたものが手元にギフトのように現れて、思っていたより遠くに飛躍しているものです。

「世界が平和であるためには、まず自分という小さな国の平和を築かなければならない。」(B・K・Sアイアンガー)

感謝と呼吸で今を生きると、不純物がとれて心身が浄化されます。過去のとらわれや未来の不安や迷いから解放された“今”は、すべてが気づきで、感謝でしかなくなります。

くよくよ・モヤモヤから、うきうき・ワクワクでランランランの笑顔が、多くの喜びにつながりますように。

参考文献:
アルボムッレ・スマナサーラ著「現代人のための瞑想法 役立つ初期仏教法話4」(サンガ新書)


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