MENU
沖縄で出逢った小さなハワイ

沖縄で出逢った小さなハワイ

2014年7月25日 • Travel

沖縄本島、東村高江にヒロ・コーヒーファームという名前のコーヒー農園があります。沖縄でヒロ? しかもコーヒー? 初めてその名前を聞いたときは、てっきりハワイ島ヒロの町から名付けたものと、早とちりな私は沖縄でハワイアン・コーヒーを作るコーヒー農園だと思い込んでしまいました。というのも、ヒロ・コーヒーファームがある高江は、那覇からは車で2時間ほど。国道70号線を太平洋に沿って北上すると、沖縄というよりもザ・太平洋!という色彩の海岸線が広がります。どこかハワイ島のハマクア・コーストを思い出す長閑な風景を眺めながらの、なかなか素敵なドライブコースとなっているのです。ほどなく、このヒロ・コーヒーファームはハワイ島のヒロではなく、オーナーの名前から取ったものだと知ったのですが。

そんな初めての出逢いから、なぜか行くと必ずクローズのヒロ・コーヒーファーム。外から中の様子は伺えるもの、ピッシリと閉められた鉄の門を前にして、毎回すごすごと車へ戻るしかなく、ヒロ・コーヒーファームのコーヒーはいつしか私の中で見果てぬ沖縄の夢に。

念願叶い、ようやくヒロ・コーヒーファームを訪れることができたのは、今年の6月のこと。沖縄が梅雨明け宣言をした、まさにその日。久しぶりに70号を北上するルートで国頭村を訪ねる機会があり、初めてヒロ・コーヒーファームの門をくぐることができたのです。最初の出逢いから数えると、かれこれ10年近くにもなるのかもしれません。

ピンクやブルーに塗られたかわいらしい小さな小屋が梅雨明けの沖縄の空によく映え、カウンターの上には手描きのメニューボードがかかります。カラフルな色合いの不揃いのベンチの間を元気に走り回るのは、ここで飼われる鶏たち。キュートなアメリカン・ポップなキャラクターやアンティークの玩具たちで溢れる空間は、まるで庭先に玩具箱をひっくり返したみたい。アメリカとハワイと南米が混ざって全部一緒になったようなこの感じは、やっぱりハワイ!?

たくさんあるメニューの中からこの日オーダーしたのは、自家製卵で作るというコーヒープリン。

ヒロ・コーヒーファームのコーヒープリン

卵の黄身とコーヒーの風味の絶妙なマリアージュ。ほっこりとした懐かしい味は、一口で笑顔になるプリンです。実は2年前の台風で栽培していたコーヒーの木の多くが破壊的な打撃を受け、現在、店の裏にある畑では被害の少なかったコーヒーの木を再生中なのだとか。無事に収穫できることを願って、次回は、コーヒープリンを食べるためだけにここまでドライブしに来るのもいいかもしれないと思ったのでした。

  • ヒロ・コーヒーファームの位置

より大きな地図で ヒロ・コーヒーファーム を表示

« »