塗る順番を変えるだけで手元美人に。ハンドクリームの正しい塗り方を伝授
スキンケアをするように、手元のお手入れもちゃんとしていますか? 手は年齢の出やすいパーツ。放っておくと、カサカサ&シワシワの老け手になってしまいます……。乾燥の本格シーズンを迎える前に、正しいハンドクリームの塗り方を身につけましょう。
手が老けやすい原因って?
手はもともと皮脂線が少なく、水や外気にさらされるのでとても乾燥しやすいパーツ。紫外線の影響や家事・仕事で酷使するので受けるダメージも大きく、さらに年齢を重ねるにつれ血管の弾力が失われるため、手の老化が進んでしまいます。
それを阻止するには、手に水分や油分を与えて保湿し、皮膚を保護してくれる、ハンドクリームがマスト。でも、ハンドクリームを「ただ塗っているだけ」という方も多いですよね? それだけでは、ハンドクリームの効果は発揮されません。塗る順番&量を守ることがポイントですよ。
脱・老け手! 正しいハンドクリームの塗り方
手の中でも特に乾燥しやすいのは、角層が薄く、刺激を受けやすい手の甲。逆に手のひらは汗腺があり、乾燥しにくいです。そのため、手のひらにハンドクリームが取られないように、必ず両手の甲からムラなく塗るように心がけることが大切です! また、ハンドクリームを塗る前のひと手間や使用量もポイント。使用する量が少ないと、手全体にクリームが行き渡らないので、しっかりと使いましょうね。
ハンドクリームの塗り方
1. 手全体をホットタオルで温める、もしくは化粧水をなじませて皮膚を柔らかくしておく。
2. 片方の手の甲に、小指の第一関節分くらいの量のハンドクリームをのせる。
3. 両手の甲を合わせて、優しくなじませながら広げて、手の平→指→指と指の間→指先→爪の順番で塗っていく。
4. 最後にベタつきが残らない程度に手全体になじませる。
POINT
強くこすり過ぎるとシワの原因になるので、優しくゆっくりなじませましょう! また、手を洗った後や炊事や洗濯などの家事をした後、就寝前はハンドクリームを塗るように心がけましょう。
症状別に使い分け! ハンドクリームの選び方
ハンドクリームの正しい塗り方と合わせて、知っておきたいのがハンドクリームの選び方。軽度の乾燥やベタつきが気になるときは、ムース状や乳液タイプなど軽めの感触がオススメです。
あかぎれやひび割れがあるときは、尿素入りのタイプや軟膏などで皮膚自体を柔らかくしてあげましょう。その上からラップで約10分パックをすればより効果的ですよ。
毎日欠かさずしっかりうるおいケアをして、年齢不詳のキレイな手を目指してくださいね!
お話しを伺ったのは…
聖心美容クリニック・小林美幸先生
東京女子医科大学卒業。現在、聖心美容クリニック熱海院院長。皮膚科学に関する深い知識と実績を持ち、多くの患者さんからの信頼も厚い。また、「すっぴんDr」としてメディアでも活躍中。
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