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心の健康に効果的な”グリーン・エクササイズ”

心の健康に効果的な”グリーン・エクササイズ”

2014年5月1日 • Health, Mind & Heart

”グリーン・エクササイズ”とは「屋外でのエクササイズ」のこと。イギリスで行われた研究によると、グリーン・エクササイズをたった5分間行うだけで、気分や自尊心の改善に繋がり、短期・長期の心の健康においてポジティブな効果があるという結果に。 1 グリーン・エクササイズの魅力は、近所を散歩する、自転車で走る、ランチの時間に外に出るなどのちょっとしたことだけでもOKなので、気軽に取り入れられるところです。

本格的に運動する時にも、ジムなどの屋外ではなく、屋外での運動が心の健康により効果的だという研究結果もあります。その効果は、何と屋内で運動した時の2倍! 2  確かに外でランニングをしたり、山へハイキングへ出かけたりすると、季節の移ろいを目で楽しんだり、外の風・匂い・気温などを肌で感じることができて、凝り固まっていた心がほぐれていくような感覚を覚えますよね。

そして、”グリーン・エクササイズ”という言葉にもあるように、心の健康の鍵となるのが緑色。

グリーン・エクササイズを提唱した研究者によって、このような実験が行われました。サイクリングマシンに乗った男性14人に、緑、白黒、赤の3色でフィルターがかけられた自然の風景のビデオを3種類見ながら5分ほどエクササイズしてもらいました。エクササイズ中、色によってどのような気分になるかをインタビューしたところ、緑色の自然の風景を見ている時の方が、白黒や赤のフィルターがかけられたものよりも疲れを感じにくく気分も清々しいが、特に赤に関しては、怒りのような感情を感じるという結果に。 3

エネルギーに溢れていて力強く、刺激的なイメージがあるのが赤色。逆に、目が疲れている時に遠くの山の緑を見ると目が休まったり、深い緑に包まれながら森林浴をすると心が静まり安らかになるように、癒し効果のあるイメージがあるのが緑色です。ネガティブなイメージのない緑色ですが、一体なぜなのでしょう。それには意外な説がありました。

原始時代、狩りや漁で生活を営んでいた人々にとって、豊かな緑(木々や草花)というのは、近くに水と豊富な食料があることの合図でした。また、木々は雨風などから身を守り、緑の茂みは危険な動物から身を守り、保温や休息を与えてくれるものでした。結果、人類の進化を経て、私達の脳に緑が”癒しと豊かさの象徴”として組み込まれたのでは、と考えられています。 4

風に揺れる新緑が爽やかな気持ちにさせてくれるこれからの季節、ぜひグリーン・エクササイズを日々の生活に積極的に取り入れて、緑の持つ力に感謝しながら、明るく健やかに過ごしませんか?

脚注:

  1. Green exercise、Wikipedia
  2. “Regular exercise in natural environments halves risk of poor mental health”、University of Glasgow
  3. “Visual Color Perception in Green Exercise: Positive Effects on Mood and Perceived Exertion”、University of Essex
  4. 同上

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