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スペースをあけて、自分の中の優しい空間を作る

スペースをあけて、自分の中の優しい空間を作る

2014年10月6日 • Mind & Heart

毎日、色んなことが起こりますね。余裕がない時、自信がない時、劣等感を持っている時、何かひとつのことに悩んでいる時……周囲や自分に優しくなれなかったりします。あなたは今、ゆっくり呼吸していますか?

周囲の環境や自分の感情に振りまわされることなく、いつも自分の中の静かな場所に戻って呼吸してみてはどうでしょうか。ヨガの練習は、日常でも自分の在り方を作ります。

ヨガのポーズは静止しているように見えて、実はそうではないのです。

体や視点は定められていても、その内側では強い呼吸やエネルギーが流れ続けています。それに連動するように緊張している筋肉や関節が一緒に呼吸してどんどん柔らかくほどかれ、骨から伸びて解放されていくという自分の内側に完全に集中しています。思考を外して、感じることで脳は瞑想の状態になります。

始めは辛かったり苦しかったりしたポーズも、呼吸を深く入れながら練習を繰り返すことにより自分の中心が強くなってくると、緊張を手放すことが出来て、滞りなくエネルギーが流れる気持ちの良いポーズに変化します。

“苦手意識”や“上手にやろう”という思考を手放して、自分の身体に優しく向き合った結果、目標が近づいてくることを知ります。頑張ることよりも、優しく受け入れることが自分の潜在能力を引き出すことに気づくのです。大切なのは外側ではなく、内側なのだと自分の身体から教わります。無理をして頑張ることや、他人と比べることや、自分を大きく見せようとすることは意味のないことだと分かるのです。

丁寧に身体の細部と呼吸と意識がつながって、シンプルになるほど複雑なことが出来たりします。どんな時でも“気づける”状態が続きます。ヨガは自分を冷静に観ていく練習です。呼吸で身体の内側から熱を増して、どんどん流れて心や体や思考が澄んで、目には見えない「感覚」を磨いていきます。

胸を開いて、ハートを解放して、自分で縛っていた身体を呼吸でほどいていくことで、自分自身とのつながりを感じていきます。流れる血液と脈打つ内臓にあたたかさを感じて、満たされて、自分に“ありがとう”と思えるのです。いま、ここにある“命”に沸き起こる感謝。誰かではなく、自分の“存在”そのものに無条件の愛情を感じることが出来ます。自分の内側に安心できるスペースが広がり、静寂にホッとします。

日々、周りは矛盾でいっぱい。相反するものがあるからこそ成立つのです。だからこそ、どちらも大切で無駄なことは何一つないのです。どんなことからも“気づける”純粋さとバランス感覚を磨きましょう。試練と成長、雑音と静寂、優しさと厳しさ、集中しながらリラックス、自立しながら支え合う、依存せずに寄り添う、目標に向かいながらも結果や期待に執着しない心…

だけど、無理はしないで。押さえてはいけません。ダメなところもあるのが人間です。そもそもダメと勝手に思い込んでいたりします。それは本当にダメなのでしょうか?まるごとの自分を受け入れて認めて許して愛そう。「てへ」「いっけね」「ま、いっか」。平和な感覚で気持ちよく解放していきましょう。

自分も他人も責めない、強いない。共に受け止め、優しく前を見ていこう。自分と周囲の幸せを願って。

「今でもじゅうぶん。だから、もっとより良く生きよう」そんな、満たされた気持ちと感謝の思いがあなたの輝きを作ります。悲しみを抱えながらも笑っている人、ツライ経験をされたけど1歩1歩進んでいる人、少なからずみんなそうではないでしょうか。喜びの中に儚さがあり、幸せの中に不安がある。“どっちか”はないのです。両方あって、全てを受け入れて生きているからこそ、人として深くなる。

起こる全ての事はギフトです。そう思えたら、優しい気持ちで毎日を見つめることが出来るのではないでしょうか。


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