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ワインとタパスで楽しむ、スペインの街角歩き

ワインとタパスで楽しむ、スペインの街角歩き

2015年11月17日 • Food & Drinks, Travel

スペインはどこに行ってもバルが楽しく、観光客にとってバル巡りは大きな楽しみのひとつ。

一年中多くの観光客であふれるセヴィージャの街ももちろん例外ではく、街を歩けば至るところに美味しそうなバルを発見します。目ぬき通りはもちろん、車一台通るのがやっとというほどの細い裏路地にまでバルが軒を連ね、楽しそうなおしゃべりに興じる人々の姿は街の風景のひとつ。スペイン人は朝起きてから夜寝るまで実によくバルを活用するので、バルはスペイン人の生活を垣間見ることができる場所とも言えるかもしれません。

言うまでもなく、バルの楽しみはビールやワインと一緒につまむタパス。こちらに来て関心するのが、人々がみなそれぞれにどこの店の何が美味しかをよく知っていること。この店で食べるべきはタコのガリシア風、こちらの店ではサルモレホ(トマトの冷製スープ)が絶品! エビを食べるならあの店へ! という具合に、ちょっとずつつまんでは次の店へと移動するのが通の楽しみ方なのです。そんなふうにバルからバルへ飲み食べ歩く人のことをスペイン語ではCallejeroと呼ぶのだとか。ちなみにCalleはスペイン語で“通り”を示す言葉。スペインでは、すべての通りにCalle/◯◯◯◯という名前がつき壁に書いてあるので、街歩きをしていると自分が今どのCalleにいるのか自然とCalleの名前を探すようになります。

ワインとタパスで楽しむ、スペインの街角歩き

なかなかCallejeroのようにとはいきませんが、嗅覚を頼りに美味しそうなお店を探して街を歩きまわってみるのも楽しいもの。セビージャの道は迷路のように曲がりくねり、慣れるまでは毎回行きたいところへたどりつくのも一苦労ですが、観光客が行く旧市街を中心としたエリアはそう大した広さではないし、道に迷いながら歩き回っているうちに自然と土地勘が身についてくるので、あまり臆病にならずこの際気ままにCalleからCalleを渡り歩いてみるのがおすすめ。地元の人たちで賑わうお店を見つけたら、様子を見てカウンターで一杯。まわりを見わたして、みんなが頼んでいるメニューがあれば迷わず同じタパをオーダー。そんなことを繰り返しているうちに、スペイン語の難解なメニューも少しずつ理解できるようになるし、バルでの飲み物や食べ物のオーダーの仕方も板についてくるようになるから不思議です。毎回、いくつかお気に入りのタパメニューが空で言えるようになったころ帰国のタイミングとなるのが悔しいのですが。

ともあれ、日本へ帰ってからは、スーツケースの中に忍ばせたスペインの食材を使って、舌の記憶を頼りに料理を作るという楽しみもあり、バル巡りには一層熱が入るのです。世界万国共通で、“食”にまつわるアレコレは人を情熱的にさせるもの。ましてやここは、情熱の国スペイン。美酒と美食に思う存分熱を上げる日々を過ごしてみるのも悪くありませんね。

  • セビージャの位置

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