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雪見の露天でリラックス、真冬を楽しむ秘湯旅

雪見の露天でリラックス、真冬を楽しむ秘湯旅

2017年2月15日 • Travel

寒い季節が苦手な私にとって、冬を乗り切るためのお楽しみといえば“温泉”。どうせなら冬は冬らしく雪見の露天が楽しめるような温泉が好み。と言うとあまのじゃくのように聞こえるかもしれませんが、雪は好きなんです。

ということで、毎年真冬のシーズンに暖かい南ではなく、あえて東北の地や長野の山奥に出かけたりしています。今年も早速年明けに秋田の乳頭温泉へ行ってきました。

山深くに位置する東北の秘湯は冬季には雪のため休業してしまうところが多く、なかなか訪れるタイミングが難しいのですが、乳頭温泉は一部の施設を除き真冬も年間を通して営業しています(乳頭温泉の中でも奥に位置する2つの温泉は冬季休館)。

しかもバスが運行されているのをご存知でしょうか? 日本全国を見回してみても、自分で車を運転せずとも行くことができる冬の秘湯など数少なく、なかなか貴重な存在と言えるはず。

さて、乳頭温泉といえば、TVをはじめ様々なメディアで取り上げられることも多く、すっかりメジャーになってしまった感じですが、久しぶりに行ってみると季節的なこともあってか思ったほど観光地色は激しくなく、ホッと胸をなで下ろしました。

雪見の露天でリラックス、真冬を楽しむ秘湯旅

冬季に営業している中では一番奥に位置する、つまりこの時期の乳頭線バスの終点となる蟹場温泉の露天にいたっては、日本人がイメージする秘湯そのものの風情。

こんもりと雪が降り積もった小径の先に建つ掘っ立て小屋が脱衣所で、雪景色の中で湯けむりをあげる露天は野趣にあふれます。蟹場の湯は透明で、ほのかに硫黄が香る柔らかなもの。5分ほど浸かっているとすぐに身体が熱くなってくるのがわかり、さっきまでは凍える気持ちだったにもかかわらず、ひんやりと突き刺すような空気が実に気持ちいいものに変わるから不思議です。

秘湯に行ったら、思い切って混浴にもトライ!

わざわざバスに揺られてこんな山奥までやって来たというのに、意外と女性のみなさんは混浴の露天には姿を現さず(おそらく内湯に入られているのだと思います)、おかげで露天風呂のほうは、ぽつん、ぽつんと人影がある程度。

雪見の露天でリラックス、真冬を楽しむ秘湯旅

30分ほど入っていると貸し切り状態となりました。あたり一面真っ白な雪におおわれた景色を眺めながらお湯に浸かっていると、なんだか自分もそのまま雪の中に溶け込んでいくような気持ちになります。

ここまでの自然との一体感はなかなか他の温泉にはなく、これぞ乳頭温泉の醍醐味。ちょっと腰がひけるかもしれませんが、せっかくなので女性のみなさんにもぜひこの野趣あふれる解放感を楽しんで欲しいと思うのです。

乳頭温泉へは秋田空港からエアポートライナーと呼ばれる乗り合いタクシーで約2時間ちょっと。羽田から秋田までは1時間弱のフライトなので、真冬に秘湯の温泉を訪ねる旅としては、これ以上ない絶好アクセスと言えるのではないでしょうか。

Photo:
秋田観光コンベンション協会(1枚目)
Mayu Kobayashi(2枚目・3枚目)

  • 秋田・乳頭温泉の位置


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