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真夏に体験したい、気温0℃!世界最大のオーストリアの氷の洞窟へ

真夏に体験したい、気温0℃! 世界最大のオーストリアの氷の洞窟へ

2016年9月14日 • Travel

氷穴大国オーストリア!

ジメジメと暑い日本の夏は、とにかく少しでも涼しく過ごしたいですよね。屋内でエアコンに当たり過ぎるのも、なんだか健康を害しているような気もするし、自然な環境で涼しさを味わいたいものです。

自然の涼しさといえば、日本にも山梨県の鳴沢氷穴を始め、全国各地に天然のクーラー“風穴”がたくさんあります。そして、その日本にも引けを取らない氷穴大国が、ヨーロッパのオーストリアです。

オーストリアは西ヨーロッパにある北海道と同じ面積の小国です。全土の約60%はアルプス山脈の中という、大自然に溢れた国です。そしてなんとオーストリアには、全国各地に29の氷の洞窟“アイスケーブ”が存在します。特にオーストリア中部、東アルプス山脈には氷の洞窟群が密集しており、その中には、世界一の規模を誇るアイスケーブがあります。

オーストリアとドイツの国境沿いにある、ザルツブルグの南40km、Werfenヴェルフェンの町にあるホーホコーゲル山に、1879年ザルツブルグの研究者によって発見された世界最大のアイスケーブ、“Eisriesenwelt アイスリーゼンヴェルト”(ドイツ語で、巨大な氷の世界の意)があります。年間20万人以上が訪れるこのアイスケーブは、標高1641m付近に位置しています。

地獄の入口へ

昔、地元の人から“地獄の入り口”と信じられ、畏怖の念を抱かれていた、アイスリーゼンヴェルト。ヴェルフェンの町から、アイスケーブの入り口に辿り着くのもそう簡単ではありません。まず、バスに乗ってゴンドラのチケット売り場へ。チケットを手に入れたら、乗り場まで急勾配の坂道を20分ほど上がっていきます(ゴンドラを使わず、歩いても行けます。主要時間約90分)。

そして、ぎゅうぎゅうに詰め込まれたゴンドラに揺られること3分、そこからまた20分強の上り坂を登って、ようやくアイスケーブの入り口へ。その頃には、すでに随分と運動したような気分です。

洞窟内へは、ガイドさんの誘導と共にランプを持って歩いて行きます。中の気温は0度!ダウンジャケットや帽子、トレッキングシューズを装着して防寒具を身にまとい、いざ出発。世界最大ともあって、中は洞窟と思えないほどの広さで、その大きさは、フルマラソンと同じ、全長42kmにも及びます。

真夏に体験したい、気温0℃!世界最大のオーストリアの氷の洞窟へ

コバルトブルーの巨大な氷のアートが一面に広がるその脇を、木道で組まれた通路をひたすら登って行きます。1時間のツアーで、4kmのコースを歩いて行きますが、ツアーが終わる頃には、手足が冷え込み、体が縮こまるほどの寒さでした。

このアイスケーブは、およそ1億年前に山が隆起した際、石灰層に亀裂が生じて水流が岩山を侵食し、影響を受けてできたと言われています。5000年もの間氷が地層のように積み重なり、巨大な氷壁ができている場所も見ることができます。

一年中溶けることのない氷の世界。夏場でも、洞窟奥から冷気が流れ込むため常に氷点下を保っています。暑い夏だからこそ、神秘とブルーの大迷宮の巨大冷蔵庫体験はいかが?

アクセス

ザルツブルグから、公共交通機関でWerfenヴェルフェンまで約50分。洞窟が開放されているのは、毎年5月1日から10月26日までです。
トレッキングをするような歩きやすい服装とダウンジャケットなどの防寒具を用意することをオススメします。
http://www.eisriesenwelt.at

  • オーストリア・ヴェルフェンの位置

Photo:ERIKO


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