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みんな違っていい、みんな違うからいい

みんな違っていい、みんな違うからいい

2014年9月1日 • Mind & Heart, Work

以前、上司が若い社員にしていた会話です。
「日本で1番高い山は何だ?」
「富士山です…」
「じゃぁ、2番目に高い山は?」
「…?」

「分からないだろ? 2番だって充分大きいはずだよ。でも2番なのにあまり知られていないでしょう。だから、お前が自信を持って1番と言えるものを頑張れ」……なるほど、とその話を聞いて納得したことを覚えています。

また、別の上司は「同じ土俵で戦うな。お前はお前の得意分野で育てば良い」と話してくれました。違う表現ですが、同じことを言っています。これまで、多くの人と関わり、たくさんのヒントをいただきました。

私たちは毎日たくさんの人と関わっていますが、良い影響もあれば悪い影響もあります。どうしても人と比べてしまうのが私たちです。人と比べることで「わたし」という存在を知りたいのかもしれません。

ヨガの練習では、周りと比べることなく、自分の“今”の呼吸や身体と向き合っていくことで自分の本質とつながっていきます。沸き起こる痛みや感情やこれまでの経験や思考、今の家族や人間関係や仕事や役職や役割に縛られることなく、そういったものが「わたし」ではないことを知っていきます。

そうすると、今、生きて活動している自分を大切に思い、信じてあげることが出来ます。満たされた平和な感覚は、自分の内側のエネルギーを高めて外側にエネルギーをぶつけることがなくなります。外側から「わたし」を意識することにとらわれません。

あなたはどいういう人でしょうか。誰かと比べたり、何かになろうとしないで、すでに自分にあるものに目を向けてみましょう。それを組み合わせてみたら、それが誰でもないあなた自身の個性であり自信となります。

今、自分にやれることをやればいいのです。

自分の目標に向かう意識は持ちつつも、足りない自分を否定的にとらえてもがいて嫌になってしまわないように。完璧はないし、完璧じゃないから良いのだと思えたら、格好悪い自分もみじめな自分も、おめでたく笑えてしまいます。それも魅力だと、そんな不器用な自分を愛しく思えたら、“今”を受け止めて楽しむことが出来ませんか。清々しく前を向けるのではないでしょうか。

これまでだって、“今”しか出来ないこと、“今”しか味わえない感情を大切に育てながら1歩ずつ進んで大きな成果になっていた経験をしてきたはずです。そうやって、1歩ずつでも“今”自分が出来ることをただやればいいのです。不要な感情は持たずに出来るだけシンプルに。鼻歌のように湧き上がる“やりたいこと”がたくさん出てきますよ。

それでも、生きていくなかで、毎日いろんな気持ちと出会いますよね。あまり判断をせずにそのままをただ“知っておく”だけで良いのです。人と関わることによって、人との違いを“知る”。これまでの自分になかった価値観や考え方を知ることはあなたの財産になります。ラッキーですね。

「常識とは十八歳までに身につけた偏見のコレクションのことをいう」−アインシュタイン−

もしも、これまであなたを苦しめていた感情や出来事があるとしたら、それはチャンスかもしれません。自分が思う短所やコンプレックスはあなたの人生を作るスキルになるかもしれません。そこに、思わぬ副産物はありませんか。「あれさえなければ」が「あれがあったからこそ」に変われば、過去がひっくり返るのです。過去から心が帰ってきた、“いま、ココ”になります。そして、それが感謝に変わります。

「普通」は人によって異なります。あなたはどうしたい?

自分自身に嘘をつくことなく、あなたがあなたに優しく出来るように。そうしたら、見える景色がやわらかく感じて、人との違いに惑わされず違いを受容することができます。みんな違う人間だけど、同じ“命”です。相手や仲間を信じて、自分を信じる。そんな自分のスタンスは、人との関わりから輝きが生まれていきます。

みんな、違っていいのです。みんな、違うからいいのです。あなたがあなたで良かった。出会えた奇跡を、関わり合えた偶然を、一緒に過ごせる喜びを、共に笑える幸せを感じて、その先の未来へつないでいきましょう。


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