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健やかな毎日を過ごすために、“集中とリラックス”を作り出そう

健やかな毎日を過ごすために、“集中とリラックス”を作り出そう

2016年8月15日 • Health, Lifestyle, Mind & Heart

情報や選択が増え、アタマもカラダも忙しい現代の生活。散漫な心や呼吸では、集中力は低下し、迷いや不安や困惑も増えて様々な問題や疾患にもつながってしまいます。

自律神経のバランスがとれている“集中とリラックス”

無意識下で24時間働いてくれている自律神経は、交感神経と副交感神経がバランスよく保たれていることが大切です。

慌ただしく過ごしていると、興奮から交感神経が優位になり、脳波はストレス状態を表すベータ波となって、呼吸も浅くなり、注意力も散漫になっていつも何かと闘っているような緊張状態となります。そのうえ、副腎皮質からアドレナリンというステロイドホルモン(頑張りホルモン)を出しているので、ストレスを感じやすい人は、交感神経優位の興奮・戦闘態勢下で生活している時間が多くなります。そして、だんだんと副腎皮質の機能が弱まり、保湿効果・バリア機能が低下し、湿疹やじんましんなどの帯状疱疹やアレルギー皮膚炎といった身体の症状に表れることがあります。

逆に、長くゆったりとした呼吸ができると副交感神経が優位となり、脳波もストレスを鎮めるアルファ波に変わり、穏やかでリラックスできるようになります。内臓機能も活発になるため、自然治癒力が上がり、より健やかで心身ともに平和な状態になります。そのように、自分自身が静かでいることは最善な考えや行いを可能にします。

人間は生命活動の恒常性(ホメオスタシス)を保つために、どちらかに偏っている時は、バランスを取ろうと反作用が出ます。つまり、自分が自分に戻ることを教えてくれます。

すべてはバランスです。しないこともやり過ぎることもなく、活動と休息、交感神経と副交感神経、そのかたよりやバランスが崩れていないか、いつも自分の状態に気づいてあげることが大切です。バランスが取れている“同時”の状態が“集中とリラックス”なのです。

わたしもあなたも幸せで喜びの状態

ヨーガでは、人間の心を5つに分類しています。

1.混乱した思考状態(クシプタ)
2.無我夢中の思考状態(ムーダ)
3.誤選して混乱した思考状態(ヴィクシプタ)
4.ゆったりした静かな専心状態(エカーグラ)
5.思考作用の停止した止滅状態(ニルッダ)

1~3は、日常で起こる様々なことに振りまわされ、様々な問題や疾患が発生しやすい心の状態です。4、5はアスリートやアーティストや作家、茶道・武道・ヨーガの熟練者などに宿るような、“集中とリラックス”という、静けさと鋭敏さを持ち、肉体と知性と感性が調和したニュートラルで平静な状態です。

シャキーンと頭が働く、静かで研ぎ澄まされた意識は、リラックスしつつ集中している“均等”(サンスクリット語でいう“サマ”)な瞑想状態です。すべてにおいての平等観を養い、自我を超え、本質に触れた思いや言葉や行いを引き出してくれます。

バガヴァッド・ギーター第2章50節

『ヨーガとは行為を為す際の技量なのである』

日々の行いで“リラックスしつつ集中”すること。強さと柔らかさを持った自己存在は、苦悩や不安、感情の乱れ、興奮を超えた静けさと安定感により、いつも自由で幸せで健康です。

外側から見た自分に振りまわされることなく、自分の心や身体の声を聞きながら生きること。それが利己的な場合は“我がまま”であり、周囲の笑顔が自らも喜びを感じる調和的な“あるがまま”に委ねるという能力は、小さな我から、すべてとつながる大我へと意識を広げます。

自分のルーティンを作るスイッチ

日々の生活の中で“集中とリラックス”のスイッチを入れるために、朝に自分のルーティンを作りしましょう。ルーティンとは無意識でスムーズな日課や一連の流れです。料理や掃除、運転、ウォーキングやランニング、ストレッチ、ヨーガ、呼吸法、瞑想なんでもOKです。慌ただしさではなく、静かな流れの中で頭がクリアになり、ひらめきやインスピレーションや自然と考えがつながったりまとまったりする一連の動作がスイッチとなります。

無意識と意識、肉体と精神、集中とリラックスのバランスが均等である時、呼吸は穏やかです。呼吸を整えることは、心を整え、自律神経も整えます。疲れず、持続性があり、快適で落ち着いていて、善で純粋で謙虚な静かな輝きにより、何が本当の幸せか喜びかをいつも感じながら行いが出来ますように。


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