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一生に一度は見ておきたい、コロンビアの熱いカーニバル!

一生に一度は見ておきたい、コロンビアの熱いカーニバル!

2016年2月25日 • Travel

一年で一番気温の下がる日本の2月、春を目の前にして、ぽかぽか陽気を待ちわびているのは、人だけでなく、動物たちも同じかもしれません。さて、日本で我々が冷たい風に肩をすくめている時、地球の反対では真夏の太陽に注がれ、心も身体も開放され楽しむ人たちがいます。そうです、2月のこの時期、南米が一層南米らしさを発揮する、1年に1度の大きな祭典カーニバルが各地で行われています。

世界文化無形遺産のカーニバル

南米はコロンビア。アンデス山脈、アマゾン、カリブ海など、一つの国でこれでもかというほど様々な景色や文化を体験できる魅力的な国の代表とも言える場所。母の日などに日本で売られているカーネションの約70%はコロンビアからの輸入という、花大国としても有名です。

ひと昔前の治安の悪く暗いイメージから一変、海外からの観光客は年々増え続け、欧米国からは誰もが行きたい人気の国の一つでもあります。

ここコロンビアでも、もちろんカーニバルが行われます。ブラジルのリオ、トリニダード・トバゴのポート・オブ・スペインに続き、世界で3番目に大きな規模で、ユネスコの世界文化無形遺産に指定されている、バランキージャのカーニバルです。(4番目はベネズエラのエル・カヤノと言われています)舞台となるバランキージャは、カリブ海に面した港湾都市。世界的に有名な歌手、シャキーラの故郷と言えばピンとくる方もいるでしょうか。人のオープンさもノリの良さもまるでカリブの風に揺れるヤシの木のように自由です。

全財産を1年に1度の祭りに?!

そもそもカーニバルの起源は、スペイン人がもち込んだカトリック教会の祝祭に、先住民のインディオの儀式、アフリカからきた奴隷の音楽的遺産が混じりあって民衆の祭りとなったものと言われています。年齢・性別・人種・貧富の差を超えたあるゆる人々が参加し、節制の40日間である四旬節の始まる前のお祭り騒ぎを満喫するのです。コロンビアの文化の一つとして、大切なこの一大イベント。中には1年間労働して貯めたお金をすべてカーニバルにつぎ込む人も珍しくありません。

一生に一度は見ておきたい、コロンビアの熱いカーニバル!

踊り子が扮するキャラクターには、この国が辿ってきた歴史と物語が詰まっています。仮装した踊り子たちは、強烈なエネルギーを発しながら花道を踊り歩きます。その叫びや踊りは、何かを吐き出すかのように、生きるという根本的な訴えを投げかけてくるようです

「カーニバルは路上で演じられる幾千もの演劇」と言った写真家のエンリケ・ガルシアの表現に誰もが頷くのではないでしょうか。

美しい戦い

カーニバルのクライマックス、シンボルともいえるのが、1903年に始まった「花の戦い」(Batalla de flores)。武器の代わりに花を投げ合おう!! と、さまざまな登場人物やダンサーをのせた山車が列をなし、先頭の山車ではカーニバルの女王が、王子や王女をしたがえて観衆に花を投げパレードします。

カーニバルは、ただの踊って楽しむ祭りであるだけでなく、彼らが背負ってきた歴史、刻々と変化していく時代と心のギャップ、未来への願い、そして信仰が混ざり合った、町の人がみんなでつくる作品なのかもしれません。


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