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自分の限界を決めない、生き方

自分の限界を決めない、生き方

2016年8月29日 • Lifestyle, Mind & Heart

歳を重ねるにつれ、自分の持っていたイメージと現実が全く異なることがよくあります。例えば、3週間ほど身体を動かすことを休んでしまうと、もう体は思うようには動きません。身体のあちらこちらが固まってしまい、伸ばすと痛いこと痛いこと。スタジオでの走る動作やジャンプは全く追い付かず、“こんなはずではないのに”と年齢を感じてしまう。こんなことの繰り返しで、自分の出来ることの限界を感じ、新しいことを始めるのが億劫になってしまったり……そんなことはありませんか?

でも、“限界”とは何でしょう。

先日、息子の保育園で保育士体験をさせてもらいました。お揃いのピンクのエプロンを着用し、園児達のお世話をします。そこは自立を促す保育園ではありますが、想像以上の1歳児達の頼もしさに驚き、感動してしまいました。園児たちはおやつの時間になると、自分で口拭きタオルを濡らし、絞り、自分の席に持っていきます。牛乳をピッチャーからグラスに注ぎ、ゼリーやクッキーを皿に取り分け、食べ終わると口をタオルで拭き、食器を重ねて下げます。また、トイレの時間になるとトイレの前の椅子に座り、自分でパンツをおろし、終わると自分でパンツを履きます。もちろん保育士達が適宜お手伝いはしますが、1歳児が当たり前のように“自分で”成し遂げようとしていて、その姿は頼もしく健気でもありました。逆に家では食事も着替えも何もかも母親主導なので、息子は“家はラクだな~”なんて思っているのかもしれませんね。

“もしかすると子供の出来ることを決めているのは親なのかもしれない”保育園での体験を通してそう思いました。きちんと教えてあげれば、上手とは言い難いかもしれないけれど出来るのに、“これは無理だろう”と親が先に決めてしまっているのです。

でも、子供には未知のチカラがあります。
それは大人である私たちにも言えることです。

歳を重ねると、色々なことがわかってきて“自分の限界”を知ってしまうことがあるかもしれません。でも、実は それは“限界”ではないのかも。小さな気づきと努力をすることで、出来ることの幅を少しずつでも広げることだって出来るはずなのに、その前に自分自身で折り合いをつけてしまうだけで。

高校時代を語るときは、つい10年前の気分で語りますが、もう25年前のことになってしまいました。でも、それでいいのだと思います。確かに年齢という数字は確実に増えていますが、気持ちの部分は何歳であろうとそれは自由です。最初はプールで歩くことから始め、25メートル泳げるようになった50代のご婦人が、今では毎日1キロ泳げるようになりましたし、私の相棒は50歳から色の勉強を始め、ファッションの勉強へとシフトし、師のもとで下積みを重ね、今では企業様相手にファッションを語るようになりました。気持ちの部分で勝っていれば、“私は出来る!”と成功してしまうのです。

まだ手先も不器用な子供達が試行錯誤しながらも、色々なことに挑戦し、まがりなりにも小さな成功体験を繰り返しているように、大人の私たちもフレッシュな気持ちで小さな挑戦を繰り返していきたいですね。小さな成功体験の山の上から足跡を辿ってみると、1つ1つの成功にはドラマがあり、歳を重ねてもなお進化し続ける自分の姿に会えるかもしれません。


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