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他人と比べないこと、自分の力を信じること

他人と比べないこと、自分の力を信じること

2013年10月4日 • Mind & Heart, Work

他人と自分を比べてしまうこと、よくありますよね。

自分よりお金を稼いでいる人、自分より仕事ができる人、自分よりキレイな人など、挙げたらキリはないですが、結局そんな人たちと比較をしても、自分を苦しめて自分を見失ってしまうだけのような気がしています。

私がライターとして記事を書き始めた当初、自分の文章に納得がいかず、毎日見えない壁にぶつかっているような気分でした。それは、私の知り合いのライターさんと自分の文章を比べていたからでした。

彼女の文章はテンポがよくてユーモアのセンスも抜群。太陽のように温かくてキラキラ輝く彼女の人柄がそのまま文章に表れているところに、ずっと憧れと尊敬の念を抱いていました。そんな彼女と同じ土俵に立つことができたものの、彼女のような文章が書けないことに苛立ちを覚え、あれだけ好きだった文章を書くということがしばらく苦痛になってしまいました。

でもそんな時にふと思い出したのが、スティーブ・ジョブスが2005年のスタンフォード大学の卒業式で、卒業生に贈ったスピーチの一節でした。”Stay Hungry. Stay Foolish”というフレーズが有名な、伝説のスピーチの一節です。

君たちの時間は限られている。だから、他人の人生を生きるような無駄なことはするな。他人の考えに縛られたドグマ(教義)に惑わされてはいけない。他人の 意見ではなく、自分の中の声に耳を澄ませること。そして最も大切なのは、自分の心と直感に従う勇気を持つこと。自分の本当になりたい姿を知っているのは、 自分の心と直感なのだから。それ以外のすべてのことは二の次でいい。

Your time is limited, so don’t waste it living someone else’s life. Don’t be trapped by dogma – which is living with the results of other people’s thinking. Don’t let the noise of others’ opinions drown out your own inner voice. And most important, have the courage to follow your heart and intuition. They somehow already know what you truly want to become. Everything else is secondary.

偉人の言葉はやはり偉大ですね。おかげで、「他人と比べる必要がないんだ」と肩の力がすっと抜けて、気持ちが楽になりました。同時に、自分の目標やありたい姿、そして何より自分の力を信じることの大切さも思い出すことができました。

私たちは、人のいいところにはすぐ目がいくのに、ついつい日本人特有の謙虚さが邪魔をして、自分のいいところにはなかなか目がいきません。でも自分のことを素直に褒めてあげて、自画自賛するくらいでもいいと思うんです。でもそれは謙虚さを失うということではありません。謙虚であるということは、自分の力が完全ではないから、もっと自分を高めたいという向上心に繋がると思います。それがまさにスティーブ・ジョブスが言っていた”Stay Hungry. Stay Foolish”の真意のような気がしています。満足することなく、貪欲に挑戦しろ、ということなのかなと。

2012年のロンドンオリンピックで、一生懸命頑張る選手を見て特にそう思いました。200メートル平泳ぎで惜しくもメダルに届かなかった北島選手が、残念な気持ちを表しながらも「自分らしい泳ぎができたので悔いはない」と言っていました。あれだけ周りに能力の高い選手がいるのに、他の選手と自分を比べるのではなく、自分の力を的確に判断し、その力を極限まで開花させて結果を出すことに専念してきた彼だからこその言葉でした。

自分のことを信じて応援してあげること、大事です。そしていつか周りに勇気や感動を与えられるようになれたら素敵ですね。


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