MENU
健康な心身をつくるアーユルヴェーダを取り入れる

健康な心身をつくるアーユルヴェーダを取り入れる

2014年3月5日 • Beauty, Health, Mind & Heart

現代では生活が便利になった一方で、食事や生活習慣で身体に悪いものやストレスの元など、さまざまな毒が増え、体調を崩したり、慢性的な不調を抱えたり、心が悲鳴を上げている人が増えています。

私たちは一人一人違います。あなたの心と体が喜ぶ方法は、最終的にはあなた自身が見つけていくものです。自分の内なる声に耳を澄まし、もともと備わっている力を生かして、心と体が喜ぶ毎日を送るアーユルヴェーダのシンプルな考え方を取り入れ、健康で幸せな毎日を過ごしませんか。

アーユルヴェーダとはサンスクリット語で「アーユス:生命」の「ヴェーダ:科学」という意味を持ち、およそ5000年の歴史を持つ、世界でもっとも古い伝統医学です。自然のあるがままを大切にするアーユルヴェーダでは、宇宙に存在するすべてのものは「空、風、火、水、地」の5元素で成り立っていると考えます。もちろん、人の体や心もこの5元素で成り立っていると考え、この5元素の組み合わせから3種類のドーシャ(病素、増えやすいもの)という性質に分けられます。

このドーシャはそれぞれ生まれ持ったバランスや個人差、時間帯、季節、天気、食事、過ごし方、年齢などさまざまな影響を受けて変化します。自分の体や心の状態を微細に感じ取って、自然な状態に戻していきましょう。

①ヴァータ:空と風のエネルギー

心身の動き(循環)をつかさどっています。秋、冬の季節(冷え、乾燥)。個人の特徴としては、華奢で痩せ型、肌や髪は乾燥しやすい、機敏で活発で想像力が豊か、変化を好みます。

ヴァータのバランスが崩れている時
肌や髪の乾燥が気になる・手足が冷えやすい・眠りが浅く、夜中に何度も目が覚める・便秘がち・骨盤臓器や腎臓、子宮に不調が現れやすい・ストレスを受けると不安と心配で心がいっぱいになり、緊張しやすくなる・集中力が続かず、考えがあちこちに飛ぶことが多い・衝動的で飽き性な特徴が出ます。

ヴァータが増えた時は
不安定な性質(不眠、不安、冷え)を鎮静するように、食事はなるべく決まった時間に朝昼夜きちんととる・しっかりと入浴の時間を作って体を温める・オイルマッサージで体を温める・冷たい食べ物や飲み物を控える・香りや音楽でリラックスを心がける(嗅覚や嗅覚で癒しの時間を持つ)・夜はなるべく早くベッドに入り、ゆっくり体を休めるようにしましょう。

②ピッタ:火と水のエネルギー

消化と代謝(燃焼)をつかさどっています。夏の季節(熱、胃の疲れ)。中肉中背でスタイルがよく、肌はやわらかく、髪も細くて柔らかい・知的で情熱的・目つきが鋭く、勇気があってチャレンジ精神旺盛なリーダーに向くタイプです。

ピッタのバランスが崩れている時
顔がほてったり、赤くなりやすい・汗が出て困ることがある・目が充血しやすい・下痢をしやすい・胃や十二指腸に不調が現れやすい・短気で怒りっぽく、批判的で喧嘩っ早くなる・ストレスを受けると怒りの感情をいつまでも引きずる・完璧主義傾向が強まって、他人のミスが許せなくなる・人の欠点が目についてイライラすることが多いという状態が出ます。

ピッタが増えた時は
激しい性質(不眠、暴飲暴食、ねたみ、嫉妬、攻撃)を鎮静するように、昼間の暑い時間帯に外を動き回るのは避ける・消化が良くて水分が多い食べ物をとる・刺激のある辛い食べ物を控える・食べ過ぎないように腹八分目を心がける・胃に負担をかけるアルコールやコーヒーはほどほどに・月光浴や自然あふれる山などへ出かけ、穏やかな時間を大切にしましょう。

③カパ:水と地のエネルギー

細胞、筋肉、骨、精神力などを作り、蓄積する働きと免疫力を支配します。春の季節(眠気、むくみ)。体格はふくよかで大きな目と長いまつ毛、髪も肌もしっとりとつやがあります。穏やかで寛大、愛情深くて粘り強い。落ち着きがあって辛抱強く、着実に物事をやり遂げます。寝ることが大好きです。

カパのバランスが崩れている時
体のむくみ、だるさ、脂浮きが起こりやすい・体重が増えやすい・胸腔や鼻腔に不調が現れやすく鼻炎、口の中が粘る・ストレスを受けると、何も言えなくなったり、内に引きこもる・執着しやすいのでものごとにこだわるようになり、思考が鈍くなって、大ざっぱになる・動くのがおっくうだったり、変化を面倒に感じることがあり、うつ状態になることもあります。

カパが増えた時は
重たい性質(落ち込む、ねたむ、暗くなる、うつ)を鎮静するように、寝過ぎには注意して日中はできるだけ活動的に過ごしましょう・朝は集めのシャワーか入浴をして、体を冷やさないようにする・朝のヨガ、または散歩をする・朝食は軽くするか抜いて、夕食は早い時間に軽めにとる・冷たいもの、油っぽいものを避け、温かくてスパイシーな食べ物をとる・アロマテラピーを楽しむ時間を作りましょう。

乱れて増えたヴァータ、ピッタ、カパを放っておくと、それらはやがて毒素となり、体や心にたまっていき、最終的には病気を引き起こすと考えられています。たまってしまった毒素を浄化してドーシャのバランスを整えることで、もともと備わっている自然治癒力を呼び起こし、病気の治療や予防だけでなく、健康の増進やアンチエイジングの効果をもたらします。

アーユルヴェーダの知恵を生かして毎日をハッピーに、楽しく、美しく、いきいきとお過ごしください。


« »