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お酒好きは胸ときめく 秋のアンダルシア

お酒好きは胸ときめく 秋のアンダルシア

2015年12月4日 • Food & Drinks, Travel

秋は実りの季節。世界中で、人々は大地の恵みに感謝し豊かな収穫を祝い、秋の味覚を楽しみます。

スペイン、アンダルシア地方にも山の茸や採れたてのオリーブなど様々な秋の味覚がいっぱいですが、お酒呑みにとっての楽しみといえば「MOSTO」。アンダルシアで「MOSTO」といえば、若いワインの新酒を指し、毎年11月の中頃になるとワイナリーのある村ではどこのバルでもこの「MOSTO」が並び、週末ともなると、人々は今年の新酒の味を求めて近郊の村へ足を伸ばすのです。「MOSTO」は、きちんとラベルを着けたボトルでお店に並ぶようなお酒ではなく、あくまで土地の人々が楽しむだけのもの。樽からそのままいただくところなど、本当にできたてのほやほや感が漂います。通常のワインよりも熟成度が低いのでさらりとして飲みやすく、それぞれの村によって味や色も異なるので色々な村を訪ねて飲み比べてみるのも一興。日本でいうドブロクのようなお酒というとわかりやすいかもしれませんね。

この「MOSTO」を、美味しいタパスと一緒にいただくのがこの時期アンダルシアの人々のお楽しみですが、測り売りもしてくれるのでペットボトルで買って帰り家で楽しむという人も少なくありません。もともとスペインはビールやワインがとても安い国ですが、「MOSTO」はさらに価格が安いのも魅力で、バルで飲むとグラスで0.5ユーロ、持ち帰り用に購入しても2リットルのペットボトルで4ユーロほどと聞けば、お酒呑みの人は気持ちが高まらないわけがありません。

セビージャをはじめとする都市のバルでも“Hay MOSTO” (MOSTOありますの)の文字をちょくちょく目にしますが、これを見ると季節が確実に冬に向かっていっていることを実感するという感じでしょうか。地元の人々で賑わうバルでは、メニューには書いてなくてもグラスを覗くとどうやらみなMOSTOを楽しんでいる様子。注文するとやかんからそのまま注いでくれるという感じがまたなんだかいいのです。

お酒好きは胸ときめく 秋のアンダルシア

ちなみに、スペイン全土では一般的に「MOSTO」というとアルコールなしの葡萄ジュースを指す場合が多いらしく、アンダルシア地方特有の秋のお楽しみとのこと。この時期にアンダルシアを旅される際には、ぜひ「MOSTO」をお試しあれ。ただ、軽い口当たりで飲みやすいのがちょっと危険。ついつい飲みすぎしまうので十分にご注意くださいね。

  • スペイン アンダルシア州の位置(赤枠内)

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