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不完全さをも受け入れ、笑顔でいる人は魅力的

不完全さをも受け入れ、笑顔でいる人は魅力的

2016年8月1日 • Mind & Heart

人はそれぞれ、何かを抱えながら生きています。それぞれの役割、考え方、段階、ペースで人生を歩んでいます。だからこそ、意見や視点もそれぞれです。

「正しさでは人の悩みは解決しない。
正しさは逃げる口実になる。
正しさだけでは人はついてこない。
正しさはナイフにもなる。
正しさはコミュニケーションにおいて優先順位のトップではない。」

これは、カウンセラーの学びで出会った言葉です。人それぞれの違いを受け入れ、その思いに寄り添える気持ちは穏やかで幸感力を広げます。

「正そうとする前に、分かろうとせよ」 by心理学者カール・ロジャース

“○○のため”という発言や行動で心に違和感や不足感がある時は、単なるエゴの感情処理だということが多いと考えられています。だから、心が動かない。人は心が動く“感動”した時にやる気が湧きおこります。

正しさなのか?エゴなのか?自分も周囲も幸せか?不和感か?自己主張という自己満足か?前向きな努力を奪っていないか?やる気を生み出す愛情を与えられているか? 本当の解決や成長は、損得や勝ち負けではなく、喜びや笑顔が増えることであり、劣等感を持ったマイナスな批評ではなく、発展的な明るい前向きさで関わることです。

だから、正しさだけで自分や周囲を強いたり、縛ることは無用です。「べき」「ねば」によって苦しめない。否定や命令は心身を固くします。イライラスイッチがすぐに入ってしまう人は、正しさは人によって違う、人は完璧ではない、ということを受け入れられないのです。

色んな人がいて、色んな見方や考え方がある。世界にあるバラエティやカラフルさを見る、知ることの方が人生にとって得ることが多いのです。自由でとらわれない生き方はのびのびと手を伸ばしたり、つないだりすることができます。

“間”を大切に

ヨガの練習を続けると、身体をあつかう大きな感覚から、肉体の内側で流れる呼吸やエネルギー、少しずつ自分の中にスペースが作られていく安定とリラックス、深くゆったりした吸う息と吐く息のその一瞬の“間”に静けさと至福を感じるといった、より繊細な感覚で自分自身とつながり調和していきます。

自分の身体で味わい、自分の身体から知っていくことで、“空間”や“瞬間”などの“間”を大切に味わうことが出来るようになります。そういった意識の拡大は、“時間”や“人間”、“間違い”に対しても受容し、楽しめたり、許し、愛せる包容力と美しさが磨かれます。

調和という自我を超えた意識は、支配ではなく、弱さに寄り添える心であったり、適応していく豊かさに変わります。笑顔の裏にある陰り、抱えている重荷という背景をも思いやる大きな優しさを持って接するようになります。これは、他人にしているようで、実は自分が助けられていることにも気づけます。

起こる現象や発する言葉は、すべて自分の内にあるものの現れです。だから、まずは自己受容をして、自分を大切にすることから始めましょう。それが個性となり、魅力に変わります。不安定で不完全な自分を受け入れ、そのまんまの自分でどう楽しんでいくかを選ぶ。

行ったり来たり、進んだり止まったり、上がったり下がったり、いろいろ回りながら生きています。その全てが自然なプロセスだったりします。自分自身と丁寧に関わり、弱さも強さもどちらも受け止め、小さな変化や日々の一瞬一瞬に喜びを見出す力が笑顔を広げます。

未完のエネルギー

人は欠けているところ、足りないところに意識が向かいやすいです。良心・罪の意識・理想・希望・ユーモアなど、本来持っている“善”な部分に注目して、幸せ・満足・楽しみ・平穏な心・喜びなどの肯定的な関わりは、可能性や成長・創造性や自己実現につながる健やかさを育てます。

北風で人の心は動かない、太陽のあったかさで心はほどけていく。人のやる気は前向きなエネルギーから生まれます。笑顔や優しさ、愛情をたっぷり受け取れる人は、雨や嵐も経験しながら、日向ぼっこを楽しめる豊かな心を持っています。いつだって対立や苛立ちから離れて、笑って幸福感を選んでいいし、選べるのです。

正論よりも、もっと深い場所でつながる。そこから、様々な言葉や行いが響きあうようになります。より全体的で平和的で調和的なバランス力が養われ、肯定的な心で生きられますように。


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