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幸せの数を増やし、「幸感力」を磨くためにできる10のこと

幸せの数を増やし、「幸感力」を磨くためにできる10のこと

2014年8月11日 • Mind & Heart

「幸福学」や「ポジティブ心理学」という分野があるくらい、昨今では、「人々が生きがいを感じ、幸せに生きるためにはどうすればよいのか」と様々な研究や取り組みが世界中で行われています。幸せの定義は人によって異なりますが、幸せでありたいと願うのは皆同じ。そこで、幸せの数を増やし、幸せを感じる力(幸感力)を磨くきっかけをくれる10のこと、皆さんもぜひ試してみませんか?

①心からの「ありがとう」を伝える
Gの法則―感謝できる人は幸せになれる』の著者であり、カリフォルニア大学デイヴィス校教授、ポジティブ心理学の中心的研究者である ロバート・エモンズ博士は、”感謝日記”を付けている人は、より心健やかで、楽観的で、個人の目標達成に向かって着実に前進しやすくなるとのこと。この感謝日記は、毎日が理想的ですが、週1回つけるだけでもいいのだそう。毎晩寝る前、もしくは週末などに1週間を振り返って書いてみるといいかもしれませんね。また、ポジティブ心理学の生みの親であるマーティン・セリグマン氏によると、自分の人生に影響を与えてくれた人に”感謝の手紙”を書く習慣をつけることで、より幸福度が増し、気分の落ち込みなども感じにくくなるそうです。

②一瞬一瞬を大切にする
幸せがずっと続く12の行動習慣』の著者であり、ポジティブ心理学の中心的研究者のソニア・リュボミアスキー博士が行った実験では、忙しい日々に埋もれて見落としがちな小さなことでも、気に留めてそれを楽しむ時間を作ることで、幸福度が大きく増すという結果になりました。英語に”Stop and smell the roses”という表現があります。「立ち止まってバラの香りをかいでごらん」というこの言葉には、立ち止まって花の香りを楽しむような余裕を持とう、一 瞬一瞬を大切にしよう、という意味が込められています。バラでなくても、通勤・通学途中に咲く花々に目を留めたり、もしくは風を感じたり夜空を見上げた り……たった数秒のことでも、ゆとりが生まれ、幸せな気分が増幅するはずです。

③友人や家族との親密な関係を大切にする
親子で幸福学の研究をしている、エド・ディーナー博士とロバート・ビスワス・ディーナー博士によると、幸せな人は良い家族や友人に恵まれ、そこに支え合う関係があると話します。お互いが良い部分も悪い部分も全て受け入ることができて、相手のことを心から思いやれるのであれば、例えそういう関係にあると言える友人の数が数人しかいなくても、十分幸せにつながるのだそう。

④笑う/瞑想する
笑う/瞑想することで、「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンと、前向きな気持ちになれるエンドルフィンというホルモンが分泌されます。逆にしかめっ面をしてしまうと、ストレス物質のコルチゾールとノルアドレナリンが分泌されるので、しかめっ面をしてしまった後は、面白い動画を見てみたり、ヨガをするなどして、幸せで前向きになれるホルモンを出してあげましょう。

⑤運動をする
医学、ライフサイエンス等の分野において世界的に有名なデューク大学で行われた研究によると、運動は気分を高めるのに最適だということが分かっています。また、定期的に運動をすることで、達成感が生まれ、前述の前向きになれるエンドルフィンも分泌され、自己イメージも高まるそうです。

⑥生きがいを持つ
前述のディーナー親子によると、強い願望と使命感を持って取り組めることのある人とない人では、ある人の方がずっと幸福感を感じられるとのこと。『HAPPIER―幸福も成功も手にするシークレット・メソッド ハーバード大学人気No.1講義』の著者であり、最初にハーバード大学で「ポジティブ心理学」を教えたタル・ベン シャハー博士も、幸せというのは、喜びと生きがいの間にあり、職場でも家庭でも大切なのは、自分にとって大きな意味を持ち、同時に楽しめるようなことに打ち込むことだと話します。

⑦職場で率先して行動する
イェール大学の心理学者、エイミー・ウェズニスキー博士によると、職場で工夫をする、周りを助ける、改善案を提案するなど、率先して行動することで、職場でより幸福感を感じられるようになるそうです。

⑧困っている人に手を差し伸べる
私たちが備え持っている「相手を思いやる」という大切な本能。そんな本能を日々発揮してあげることで、運動をするのと同じくらい気分が高まり、幸福感を得やすくなると、『人を助けるということ: 苦しい時を乗り越えるために』の著者であり、予防医学の専門家であるスティーブン・ポスト博士は話します。ボランティアに参加する、寄付をする、友人の悩みを聞く、など小さなことから大きなことまで、何でも構いません。「助けることで助けられる」、そんなことを実感できるはずです。

⑨他人と比べない
前述のリュボミアスキー博士によると、他人と自分を比べることなく、自分の目標に集中することが、より大きな達成感と満足感につながるのだとか。スティーブ・ジョブスも生前、「君たちの時間は限られている。だから、他人の人生を生きるような無駄なことはするな。他人の考えに縛られたドグマ(教義)に惑わされてはいけない。他人の 意見ではなく、自分の中の声に耳を澄ませること」というスピーチで私たちに大きなインスピレーションと勇気を与えてくれましたが、自分の力を信じて、謙虚に、貪欲に努力をすることが真の幸せにつながるということですね。

⑩お金(物欲)にとらわれない
心理学者のティム・キャサー博士とリチャード・ライアン博士によると、お金の優先順位が高い人ほど、気分が落ち込みやすかったり、不安を感じやすくなったり、自己評価が低くなってしまうのだとか! 英語の有名なフレーズに、“Is the glass half empty or half full?”(「グラスは半分空?それとも半分満たされている?」)というものがありますが、水が半分入っているコップを見て、それを半分しか入っていないと見るのはネガティブな視点、半分満たされていると見るのはポジティブな視点を表しています。だから「半分しかない」とないものに対して不満を感じるのではなく、「半分も満たされている」とあることに感謝できたら、物への執着から解放され、日々の小さなことに喜びを感じられるようになるはずです。 1 2 3 4 5 6

脚注:

  1. ソニア・リュボミアスキー、『幸せがずっと続く12の行動習慣』、出版社: 日本実業出版社 (2012/2/16)
  2. タル・ベン シャハー、『HAPPIER―幸福も成功も手にするシークレット・メソッド ハーバード大学人気No.1講義』、出版社: 幸福の科学出版 (2007/12)
  3. Ed Diener and Robert Biswas-Diener、”Happiness: Unlocking the Mysteries of Psychological Wealth”、出版社: Wiley-Blackwell; 1版 (2008/9/9)
  4. ロバート・A.エモンズ、『Gの法則―感謝できる人は幸せになれる』、出版社: サンマーク出版 (2008/03)
  5. “Rewire Your Brain for Happiness”、The Chopra Center Newsletter
  6. スティーブン・ポスト、『人を助けるということ: 苦しい時を乗り越えるために』、出版社: 創元社 (2013/3/12)

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